バークシャー・ハサウェイのCEOとして有名なウォーレン・バフェットは、史上もっとも成功した投資家の一人。
金融界だけにとどまらない豊富な経験や知識を持ち、ビジネス界でたくさんの尊敬を集めている人物です。
今回は、これまで10年以上の間で、ネット上で知られている彼が残した数多くのアドバイスのなかから、成功への道を示していると私が個人的に感じたものを3つご紹介します。
1. 心と体を大切にする
バフェットの伝記、『スノーボール：ウォーレン・バフェット伝』の中で彼は、言うまでもないことですがセルフケアの重要性を語っています。いわく、次の通り。
誰しも心と体は1つしか与えられてない。
そして、これを一生持たせなければならない。
「ハッスルカルチャー」といわれる風潮において、大量のカフェインを摂取して仕事の効率を上げ、1日16時間も不眠不休で働く人も少なくありません。しかしバフェットは「心と体の健康をないがしろにしていると、（そのうち）ツケが回ってくる」と警鐘を鳴らしています。
成功を収めた著名な起業家のなかには、常軌を逸した長時間を仕事に費やしている人が多いのは確かです。
しかし、真の意味で成功している人は、自身の精神衛生や自己管理、家族との時間や趣味、そのほかの関心事に向ける時間をおろそかにしません。自分自身のケアが不十分だと、ビジネスにも支障をきたしてしまうと、理解しているからです。
10年、20年、あるいは30年後のあなたの心と体のあり方は、いま今日のあなたの行動にかかっています。 バフェットのアドバイスは明確です。それは「今日現在のあなたの行動が、未来のあなたの心身の健康を形成する」というもの。
これは、短期的なメリットの話ではありません。将来にわたって心身の健康を維持するには、絶え間なく規則正しいケアを続けることが不可欠なのです。
