9月から10月にかけて、Apple、Google、Microsoftの各社から続々と新しい製品やサービスが発表されました。
そこから垣間見える各社のAIとメタバースの取り組みや方針、それらが暮らしをどう変えるのかについて考察してみたいと思います。
生成AIへの取り組みの違いは?
生成AIの民主化を推し進めるMicrosoft
Microsoftは9月22日に「Microsoft 365 Copilot」および「Windows Copilot」の正式リリースを発表。
同社は今年初めに「Bing Chat」をリリースして以来、生成AIサービスに注力している印象ですが、それを一層推し進めていく姿勢をみせました。
なかでもエンタープライズ向けに提供が開始されるMicrosoft Copilotは、おなじみのOffice製品に生成AIの機能が付与されるもので、これからの仕事の進め方を大きく変えていきそうです。

▼MicrosoftのCopilotで何ができる?
「AI化」させたプロダクトで攻めるGoogle
AIを活用した機能をふんだんに盛り込んだプロダクトで攻めるのがGoogleです。
10月に発表されたスマホ「Google Pixel 8」シリーズには、動画内のノイズだけを小さくする「音声消しゴムマジック」や同じ場所で撮影した複数の集合写真から全員のもっともよい表情を合成する「ベストテイク」、被写体を簡単に移動できる「編集マジック」といった機能を搭載。
まさに「AIスマホ」という様相を示しています。

▼Google Pixel 8シリーズは何ができる?
また、Googleは生成AIサービス「Bard」の開発にも注力しており、英語版ではGmailやGoogleドライブのファイルと連携できる拡張機能の試験提供も開始しています。
こちらも今後、Microsoftと競いながら進化していくのではないでしょうか。

▼Google Bardができること。最新機能をチェック