今やAIに関する情報は巷に溢れ、書店に行けば書籍や雑誌の特設コーナーが設けられていて、SNSやネットニュースでも多くの投稿や記事を目にします。

筆者は、本やインターネットで得た情報を基にChatGPTを使っているのですが、「あんなこともできる」「こんなこともできる」とかえって選択肢が多すぎて、自分のライフスタイルにどのように取り入れるべきかわからなくなることも。

自由度が高すぎる分、まだChatGPTを使ったことがない人は、どこから使いはじめていいかわからないと感じるのではないでしょうか。

そんな人はまずは、音声入力を使用して、ChatGPTにもっと気軽に話しかけるところからはじめてみることをおすすめします。

スマホのフリック入力やPCのキーボードを使って入力するよりも、音声入力だとストレスなく使用することができます。

「今日の予定」をChat GPTに伝えて進行状況を確認する

オフィスで仕事がはじまることをイメージして、自分の机の隣にアシスタントがいるつもりで自然に話しかけてみましょう。

手はじめに「今日の予定」について確認してみてはいかがでしょうか。

筆者は、自分が把握している今日の予定を、以下のように話しかけてみました。(記事には書けない内容も入っているため概要だけお伝えします。)

今日しようと思っていることは、まず10:30までに〇〇の記事を書きます。これは〇〇についての記事です。

で、10時半からオンライン英会話のレッスンがあります。その後11:30からオンラインで〇〇の予定があります。

それが終わったらご飯を食べて14時くらいからまた午前中の続きの〇〇の記事を書こうかなと思っています。

あと16:45から〇〇さんとのミーティングが入ってるので16時くらいから準備しようと思っているんですけど、今日のスケジュールについていかがでしょうか。

このような感じで、かなりざっくり話しました。

するとChatGPTは秘書のように、時系列でスケジュールを整理してくれました。

ここまでは、自分がメモしているカレンダーとあまり変わりません。その後、スケジュールを円滑に進めるための提案が返ってきました。その一部を抜粋します。

1.記事のライティング: 〇〇の記事の概要やポイントをあらかじめメモしておくと、ライティングがスムーズに進むかと思います。

また、2回に分けて記事を書く際、最初のセッションで主要なポイントやセクションを完成させて、午後のセッションで内容のブラッシュアップや校正を行うのが効果的です。
(省略)

4.ミーティングの準備: 〇〇さんとのミーティングに関するアジェンダや議題をあらかじめリストアップしておくと、ミーティングが円滑に進行します。

一見、当たり前に感じるアドバイスもあるかもしれません。しかし、私たちはその当たり前のことを自分でリストアップして、実践しているかと問われると、必ずしもそうではないと思います。

筆者の例で言えば、原稿を2回に分けて書く方が効率的だと知ってはいるものの、具体的な方法を考えずに進めてしまうことが多かったのです。

また、ミーティングの準備に関するアドバイスを読んで「ざっくばらんに話すつもりだったけど、確かに整理しておいた方がいいな」と考え直しました。事前に資料を作成するきっかけになりました。

当たり前のように感じるアドバイスも、実際の行動に結びつけることで仕事の凡ミスや抜け漏れを減らすことにつながるでしょう。

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予定通りにいかなかったらこう話しかけてみよう
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