オマハの賢人ウォーレン・バフェットは、自身の伝記『スノーボール ウォーレン・バフェット伝』の中で、「16歳の時に目の前に現れた精霊から好きな車をあげようと言われる」という、バフェットらしい喩え話を披露しています。

バフェットから学ぶ、お金より大切な健康の話

この興味深いストーリーを同書から抜粋しましょう。

「私が16歳になった時、精霊が現れたとしましょう。その精霊はこう言いました。『ウォーレン、君に好きな車をあげよう。明日の朝、大きなリボン付きで届く。新車だ。君のものだ』と。

精霊が出てくる話をたくさん聞いたことがある私は、『何か裏があるんでしょ?』と言います。すると精霊はこう答えます。『ひとつだけ。これが人生で最後の車になるんだ。だから一生ものじゃなきゃいけない』

もしそんなことが起こったとしたら、私はあの車を選んだでしょう。しかし、一生使わなければならないとわかっていたら、その車をどう扱うと思いますか?

取扱説明書を5回は読みます。いつも車庫に入れるようにします。少しでもへこみや傷があれば、錆びつかせたくないのですぐに修理します。一生乗り続けなければならないのですから、大事にします。

これこそ、自分の心と体をめぐる状況そのものです。心も体もひとつずつしかありません。それを一生使い続けなければならないのです。

実際は、何年も成り行き任せにしてしまいがちです。しかし、ひとつしかない心と体を大切にしなければ、40年後には車と同じようにボロボロになってしまいます。

10年後、20年後、30年後の自分の心と体の状態を決めるのは、今、今日どうするかなのです」

人が持つ一番大切な資産:心と体

この話は奥が深く、今でも定評のあるストーリーです。これを優先順位と意思決定に関する教訓と解釈する人もいます。

また、公共の利益のために現実的な決断を下すというリーダーシップの教訓と見る人もいます。本当のところはどうなのか、検証してみましょう。バフェットのメッセージが対比させているのは、人が持つ一番重要な資産。つまり、心と体です。

考えてみましょう。一度きりの人生で、心も体もひとつだけ。アップグレードなし。交換もなし。生涯保証で、譲歩の余地はありません。一体何からはじめたらいいのでしょうか。

今日の選択が明日の自分を作る

健全な心身を目指す旅路は、平坦ではありません。何年か後に錆びつきボロボロの体になりたくなければ、今日から気を付ける必要があります。

そのためには、変わるための努力とともに、計画的に毎日一貫して続ける必要があります。

自己改善は簡単なものではないからです。

自分自身に対し次のように問いかけてみてください。

自分にとって大切なものは何か。自分の人生や健康、幸せにおいて何を実現したいのか。その目標を達成するためには何を改善しなければならないのか。

最後にこう言って終わりにしましょう。取り組むことです。今すぐに。改善に「本気で」励むこと。そして実行に移しましょう。今日。

そして明日も。決して止めないこと。もしそれが、コーチやセラピストなどの専門家に心や体について指導を受けるということになるのであれば、ぜひそうしましょう。

心身の錆びつきや老化は、決して止まりません。自己改善の取り組みも、同じように止まってはならないのです。

バフェットは「今日何を選び取るかが将来に影響を及ぼす」と言っています。現在の行動が、将来の心身の健康を形づくります。

これは短期的な目の前の利益が目的ではありません。むしろ長期間にわたる成功のために必要な視点なのです。

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