仕事や勉強で最高のメモをとるためには、システム化することが必要です。
どんなシーンにおいても、主要な要素を識別し、それを勉強に役立つ形で整理するのに役立つメモの取り方はたくさんあります。
中でも、メモに書かれていることを記憶するためにもっとも良い方法の1つは「色分け」です。
メモを色分けすることが役立つ理由
色を使用することは、記憶力を向上させることができます。
これは単なる捨て言葉ではありません。研究がそれを裏付けています。
2019年のある研究では、知覚を刺激する色は「人間の感情と記憶を改善する上で重要な影響を持つ」とし、さらに「色付きのマルチメディア学習資料が学習中にポジティブな感情を引き起こし、脳の情報処理に影響を与える」と結論づけました。
ポジティブな感情は学習意欲を高めることが分かっていますが、感情的な部分を完全に飛ばして、色と記憶力をより直接的に結びつけた研究もあります。
たとえば、2013年のこの文献レビューでは、「色と、記憶能力への大きな影響を関連付ける根拠があるようだ 」と指摘しています。
また、2022年の他の研究によると色を使用することが学生の自己表現にとって非常に重要であり、それが「学習プロセスとその成功、そして将来のキャリア成長に満足しているための鍵」とされていることを指摘しています。
この研究では、重要なテキストを色分けすることが、自分で色分けをコントロールし、自己学習プロセスを強化できる学生にとってもっとも重要であると結論づけています。
メモを色分けする方法
このトピックの研究からあきらかになったように、色分けすることは記憶と記憶の保持だけでなく、自己主導の学習や表現にも関係するものなのです。
つまり、自分自身のメモを色分けするための、正しい方法や間違った方法はありません。
と言いつつ、メモをとる際に異なる色のペンを使用する方法を紹介しましょう。
- 重要なポイントを書き出すときは赤、補足情報を記入するときは黒を使います。
- 蛍光ペンで特定の情報をコード化することもできます。
- 黄色は重要なポイント、青はよくわからない箇所、緑は単語といった具合に色分けすることもできます。
重要なのは、統一されたシステムを作り、すべてのノートに使えるようにすることです。そうすることで、異なる色を特定のアイデアやコンセプトに関連付けるようになるのです。
各ノートブックの最初に、各ペンやハイライターの色が何を表すかを思い出すための色分けされたディレクトリを作成し、それに従うことが重要です。