時代とともに進化してきた、Windowsのバックアップ機能。
過去に提供された機能は、Windowsパソコンを丸ごとコピーするか、いくつかのフォルダを選んでバックアップするものでした。新しい機能はクラウドを使ったものにシフトしており、Microsoftはバックアップを作成し管理する本格的なアプリをテスト中です。
手動でひとつひとつコピーしたり、膨大なサイズのシステムイメージを作成したりする代わりに、1つのアプリで、Windowsパソコンにある個人データの大半をバックアップし管理できるのです。
アプリの仕組みや、バックアップできるデータの内容が気になりますよね? 一緒に見ていきましょう!
新しい「Windows バックアップ」アプリとは?
Windows 11では、すでに「設定」アプリにバックアップ機能がついており、OneDriveを使って、デバイスのプリファレンスをすべて保存し、使っているアプリや設定を記憶し、個人的なファイルを全部保存できます。
「Windows バックアップ」アプリでは、こうした機能のすべてを1つのアプリにまとめています。そのため、ユーザーは「設定」アプリを開かずに、もっと簡単にバックアップするデータを選択できるのです。

必要なファイルや設定をすべてバックアップしてしまえば、OOBE(Out-of-Box Experience、製品購入後の初期設定の画面)を使って復元可能。
Windowsパソコンをインストールまたは初期化する際に、Microsoftアカウントにサインインすると、その画面が表示されます。