優れたパブリックスピーカーやプレゼンター、パフォーマーになるためには、「聴衆を知るべし」というアドバイスをよく聞きます。つまり、相手にする人々にとって何がもっとも重要かを理解することです。

しかし、聴衆を知るためには別のスキルも必要です。それは「場の空気を読む」能力です。

人によっては生まれつき「場の空気を読む」ことが得意な人もいますが、そうではなくマスターする必要がある人もいます。

そこで、エキスパートでも初心者でも、空気を読むもっとも効果的な方法をいくつか紹介しましょう。

場の空気を読む方法

「場の空気を読む」とは、同じ空間にいる、コミュニケーションをとっていく人々に注意を払うことです。

たとえば、社交的なある種の合図や進行中の会話のトーン、全体的な雰囲気に注意を払い、それらの観察に基づいて判断を行なうことを意味します。

そうは言っても「実際にやるとなると難しい…」と思われる方、あるいは「何からはじめたらいいかわからない…」という方は、今からご紹介する3つの戦略を試してみてください。

1. 積極的に耳を傾ける

その場に入った瞬間から、つまり会議やイベントがはじまる前から、積極的に耳を傾けましょう

そのグループの雰囲気についてどのようなことに気づくでしょうか?

みんなは興奮していますか? イライラしていますか? 不満そうですか? 冗談を言い合っていますか? それとも厳粛な雰囲気や緊張がありますか?

場の空気を読むということは、そのグループ全体の雰囲気を見極めて、みんながどのような状態にあるかを理解することを意味します。

2. ほかの人たちに話させる

空気を読むためにも、絶え間なく話し続けるようなことは控えましょう

気まずい沈黙を怖がらず、その間に呼吸を整え、自分が今いる環境とほかの人々を受け入れる機会として活用しましょう。

もちろん、それは「会議の時にいつも黙って座っているだけで貢献せず、アイデアを挟んだり自分の意見を主張しない」ということではありません。

ただし、場の空気を読むことを学ぶ必要がある場合は、ほかの人に焦点を合わせるべきなのです。

3. 非言語的なサインを観察する

場の空気を読むということは、表情やボディランゲージ、姿勢、座っている人と立っている人、一緒に座っている人、人々が向いている方向、そして彼らの視線が集中している場所などの微妙なサインを察知することです。

さらに、ペンシルバニア大学の上級研究員であり『How to Be Happy at Work』の著者であるアニー・マッキーは、「素早い微表情」と呼ばれる、「一瞬の微笑み、つり上がった眉、あるいはしかめっ面」にも注意を払うことをすすめています。

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Source:Fatherly, Harvard Business Review, Amazon