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わたしたち人間は、将来の不安や恐れを感じないほうが難しい生き物です。自分が選んだ道、自分で出した答えを「正解」にしていく姿勢こそが、大切なのです──
著書『賢くしなやかに生きる脳の使い方100』(宝島社)にこうつづっているのは、脳科学者の中野信子さん。
根拠のない情報に振り回されることなく、自分の感情を正しくコントロールする方法を本書より紹介します。
自分に焦点を当て、自分をていねいに扱う
本書で紹介されているのは、混迷の時代を生き抜くためのメソッド。このメソッドが興味深いのは「自分」に焦点をあてているということです。
たとえば多くの人が悩む「人間関係」も、基本となる姿勢は「他人は変えられない」ということ。自分に焦点をあてて、対処の方法を変えたり環境を変えたりすることで、他人からの影響をコントロールする、といった具合です。
このように「自分」に焦点をあてれば、「人間関係が楽になり、お金に振り回されず、自己肯定感が高まり、正しい努力が報われる」と中野さんは語ります。
お伝えしたいことを、あえてひとことでまとめるならば、「自分をていねいに扱う」ことにつきるのかもしれません。自分の頭で考え、判断し、そんな自分を自分で認めることができれば、あなたの人生の満足度は確実に高まっていくでしょう。
(『賢くしなやかに生きる脳の使い方100』18ページ)
紹介されているメソッドには、努力や気合は不要。どれも脳科学の知見から語られているため説得力があり、試してみたいと思うものばかりです。