iPhone 15ラインが正式に登場!
Appleはすべての新iPhoneを全面的にアップグレードし、標準のiPhone 15と15 PlusにDynamic Islandを追加し、メインカメラを4800万画素にもアップグレードしました。
しかし、だからといってiPhone 15 Proと15 Pro Maxが取り残されているわけではありません。
やはり、より高価なiPhoneには、その分注目に値する特別な機能がたくさんあるのです。
▼iPhone 15/15 Plusの違いは?
最高峰のディスプレイとチタンボディによる高耐久&軽量化
ディスプレイ
すべての新型iPhoneは優れた有機ELディスプレイを搭載していますが、その中でも最も優れているのはProです。
iPhone 15 Proと15 Pro Maxは、どちらも上部に「Dynamic Island」を備えた大型有機ELディスプレイを搭載。このスペースには、フロントカメラとセンサー、アプリデータとライブアクティビティなどの機能が集約されています。
また、Proのディスプレイは120Hzのリフレッシュレートを持ち、あらゆることがよりスムーズになるでしょう。
ボディデザイン
- iPhone 15 Pro:6.1インチ
- iPhone 15 Pro Max:6.7インチ
上記のサイズは昨年と変わっていないため、一見すると何の違いもないように見えるかもしれません。でもよく見ると、各機種のエッジがわずかに薄くなっていることに気づくはずです。
今回のProボディは、ステンレススチールではなくチタン製。Appleはこの素材の強度と耐久性、そして軽さを押し出しています。新しいつや消し仕上げも施されています。
また、Appleは初めてこれらのスマホをより“修理可能”にしました。どの程度“修理可能”なのかはまだユーザーにとっては疑問ですが、そうした方向への一歩は良いものと言えるでしょう。
最新「A17 Pro」チップ搭載:リアルな表現がさらに精巧に
Appleは、同社SoCにProブランドを拡大しています。
A17 ProはApple最新のiPhone用チップで、昨年のA16 Bionic(iPhone 14 ProとiPhone 15に搭載)よりも性能が向上していることは想像に難くないでしょう。
業界初の3nmチップで、190億トランジスタ、6コアCPU(高性能2コア、高効率4コア)、16コアニューラルエンジン、6コア「プロクラス」GPUを搭載。
iPhone 15 Proシリーズは、ゲーム中の雷の表現までをもより正確に反映できるグラフィック処理である、ハードウェアベースのレイトレーシング(リアルな映像を作成する技術)を初めてサポートします。
カメラも進化!ズーム機能がアップグレード
iPhone 15 Proと15 Pro Maxには、私たちが期待する3つのカメラが搭載されています。一方、iPhone 15 Pro Maxには、今年新しいタイプのカメラが搭載されました。
Appleは、従来の「望遠」カメラを潜望鏡カメラに置き換え、120mmの焦点距離でƒ/2.8の開口部を持つ5倍ズーム機能を提供。
これに対して15 Proの望遠カメラは、焦点距離77mmで3倍ズームが可能です。また、カメラには改良されたスタビライザーが搭載されており、長い焦点距離を使用する際の手ぶれを防ぐことができます。
その他の機能は?
この大きな変更以外は、昨年の14 Proと14 Pro Maxのカメラに似ています。
メインカメラは相変わらず48MPであるものの、昨年よりも大きなセンサーを搭載し、焦点距離は24mm、絞りはƒ/1.78。
また、メインカメラでは、24mm、28mm、35mmの3種類の焦点距離で撮影が可能。ウルトラワイドはマクロで13mm、絞りはƒ/2.2。
これらすべてのカメラとレンズを考慮し、Appleはこれを「ポケットに7つのレンズ」と呼びました。
iOSはポートレートに必要なディテールを自動的に捉えるため、ポートレートモードに切り替えて撮影する必要はない。
さらに良いニュースとしては、「カメラ」アプリにフォーカスと深度コントロールが追加された。
動画の進化も止まらない
動画においては、近日発売予定のApple Vision Proで体験できる3D動画の一種である「Spatial Video」を撮影できるようになりました。
また、Academy Color Encoding System(ACES:異なるデバイスでも使用できるカラーマネジメントおよび画像交換システム)に対応した初めてのiPhoneでもあります。
側面には「アクションボタン」が追加
昨年から噂が絶えなかったこのiPhoneは、従来のミュートスイッチを廃止し、新しく「アクションボタン」を採用する初めてのiPhoneとなりました。
ボタンを長押しすることで、従来通りのミュートスイッチとして使うこともできますが、ボイスメモやカメラを起動させたり、ショートカットを切り替えたりなど、アクションボタンではさまざまな使い方が可能となります。
今までありがとうLightning。念願だったUSB-Cへ
今年、iPhone 15の全モデルで大きな話題となったのは、AppleがUSB-Cに切り替えたことでしょう。
Appleが2012年から使用してきたLightningポートが廃止。最終的に(おそらく最近のハイテク製品のほとんどに搭載されている)USB-Cポートが採用されました。
AppleがiPhoneにUSB-Cを追加したのは、その時が来たと考えたからではなく、むしろEUが最近の法律で強制的にそうさせたと言えるでしょう。
iPhone 15の全モデルがUSB-Cを搭載しており、Proシリーズはより高速で、最大10 GbpsのUSB 3をサポートしています。
Wi-Fi 6Eに対応。スマホ体験はより高速化
ProシリーズにはWi-Fi 6Eが搭載。この新しい技術によって、「より広い帯域幅、より速い速度、より低い待ち時間」が実現します。
また、次世代ウルトラワイドバンドチップも搭載され、「Find My」アプリケーションでデバイスや友人を探すのがより簡単になりました。
Appleは緊急SOSを発展させ、必要な時にロードサイドアシスタンスにテキストメッセージを送れるようにしました。iPhone 15を購入すると、これらの衛星通信機能が2年間無料で利用可能とのこと(現時点で価格情報・対象国は未定)。
価格と発売日
iPhone 15 Proは標準の “Pro価格”を維持し、128GB・15万9800円から、iPhone 15 Pro Maxは、256GB・18万9800円から。14 Proと比較すると、いずれも約1万円ほどの価格アップです。
iPhone 15 Proと15 Pro Maxは、9月15日(金)から予約可能で、9月22日(金)から発売予定。
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