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もし誰かに「あなたはいい加減な人」と言われたら、どんな気持ちになるでしょう。「いい加減」という言葉にはどこかネガティブなイメージがつきまといます。
しかし、「いい加減であることで、今よりもう少し生きやすくなる」とするのは、ビジネスコンサルタントの山﨑武也さん。著書『いい加減のすすめ ほどほどくらいがちょうどいい』(王様文庫)より、その理由を紹介します。
「いい加減」は生きていくうえで必要不可欠な調節機能
山﨑さんが考える「いい加減」とは、時と場所と場合に対して、最も適切な「加減」を考えてフレキシブルに身を処していく機敏さのこと。
エゴが支配する社会にあっては、独りで純粋な清廉潔白主義を貫こうとするのは無理だ。ある程度は、世間の流れとの「折り合い」をつけながら生きていく「知恵」と「計算」も、時にではあるが必要になってくる。
(『いい加減のすすめ ほどほどくらいがちょうどいい』4ページ)
世間とは「折り合い」をつけ、他の人に対しては「大目に見る」こと。「いい加減」は生きていくうえで必要不可欠な調節機能であると山﨑さんは綴っています。
本書には、「ほどほどにつきあう」「なるようになる」「正しいばかりではしんどくなる」「思うまま自由にすればいい」「時にはズルさもあっていい」などといった、聞くだけで心が軽くなるような言葉がたくさん散りばめられています。