Microsoftは9月21日(現地時間)、Windows 11の次期大型アップデート「23H2」発表しました

今回のアップデートでは、150以上の新機能が導入され、その多くが人工知能(AI)に関連していると謳われています。

具体的に何が変わるのか、機能を1つ1つチェックするには、アップデートのリリースを待たなければなりません。というわけで、この記事ではリリースを前に、Microsoftが21日の発表時点で特に力を入れていたポイントについてご紹介します。

注目はAIコンパニオン「Copilot」

今回のリリースで最大の注目点は、何といっても「Copilot(コパイロット)」です。

この名前に聞き覚えがある人もいるかもしれませんが、それはMicrosoftがすでにこの名前のAIサービスを立ち上げ、同社のアプリスイートに連携させているからです。しかし、23H2アップデートが導入されると、CopilotはMicrosoftの全サービスに統合されることになります。

Bingチャット」と同じツールで構築されたCopilotは、Windows 11および「Microsoft 365」と連動するほか、ウェブツールでは「Microsoft Edge」や「Bing」にも組み込まれます。

このCopilotは、(残念ながら2023年後半にサポート終了が決まっている音声アシスタント)Cortana」のAI機能強化バージョンとも言えます。そのためCopilotは、Cortanaと同様に、スタンドアロンのアプリであると同時に、上記のサービスすべてに直接統合されます。

Copilotとチャットをしたい時は、タスクバーから、あるいは、[Windows]+[C]というキーボードショートカットで、アプリを起動できます。また、Windowsアプリで作業をしている時にCopilotに頼みたいことが生じた時は、作業中のWindowから離れることなく、Copilotを呼び出せます

このクロスプラットフォーム統合が役に立つシーンについては、具体例を山ほど挙げられます。

たとえば、「読まなければならない未見のドキュメントを開いたけれど、とても長くてミーティングまでにとても読み終えられそうにない」といった状況です。そんな時は下記のようにCopilotを活用することができます。

  1. 「Word」内でCopilotに、ドキュメントを要約するように頼む。
  2. アプリを「PowerPoint」に切り替えて、再びCopilotに、先ほどの要約に基づいてプレゼンテーションの草稿を作成してもらう。

ほかにも、「開いているウィンドウを整頓してデスクトップを整理したのち、集中できる曲を集めたプレイリストを再生する」といった、より一般的なタスクをCopilotに依頼することもできます。

Copilotは、まずは9月26日に予定されているWindows 11のアップデートで、PC向けにリリースされます。さらにその後、2023年秋のうちに、Bing、Edge、Microsoft 365にも導入される予定です。

また、エンタープライズ顧客向けには、11月1日に「Microsoft 365 Copilot」が展開されることになっています。

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まだまだあるぞ「AI新機能」
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