ほぼ何もかもが、毎月のように値上がりしています。

そんな状況では、日々の買い物の習慣をちょっと改めて、あちこちでお金を節約できないかと機会をうかがいたくなるのはもっともです。

効果的な節約術はいくつかあります。自炊してテイクアウトの回数を減らすのもひとつの手でしょう。しかし、いわゆる「節約術」のすべてが効果的というわけではありません

長期的に見て「節約できている」とは限らない

節約を心がけるときは、節約できるお金とそれにかかる時間のバランスをうまくとることも大事です。

最安値の商品を探し求めて何時間もネット検索したり、セール品を求めて、いつもとは違う遠くの店までわざわざ車で出向いたりするのもいいでしょう。

そうすれば、支払い時の金額が数ドルほど、安くなるかもしれません。ただ、たしかに節約できるとはいえ、お買い得品探しに費やした時間でお金を稼いだり、友だちや家族に会ったりできます。友人や家族との時間はお金では買えません。

そこで今回は、「節約」できると言われる行動のうち、ぜひ見直してほしいものを6つ紹介しましょう。

1.「セール品だから」という理由だけで購入する

「セールで値引きされているから」という理由だけで商品を買うような「節約のためにお金を使う」ことは、たいていは実際の節約になりません。

小売店はセールのなかで買い物客にもっとお金を使ってもらおうといくつかの販促手法を使っています

たとえば、まもなく在庫切れだと宣伝したり、価格が高めのオリジナル商品と比較して安さを強調したりするのです。

買うつもりのなかった商品を、セールで値引きされていたという理由で買うのは、お金のムダ使いです。

買わなければ、その分を節約できたはずです。よく吟味してから買う賢い消費者を目指して、何のためにお金を使うのかを意識するようにしましょう。

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実はお金がムダになっている節約術ほか5つ
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