Amazon Echoは、音やチャイム、Alexaの声に加え、様々な色の光の輪でもコミュニケーションをするスマートスピーカーです。
Amazon Echoのスピーカーの種類や形によって、どこの部分が光るかは違います。
今回は、Amazon Echoのライトの色別にどういう意味なのかを解説していきます。
会話の色
Alexaがあなたのコマンドを聞いていたり、会話をしている時に光る色がいくつかあります。
光っていない
Amazon Echoの電源を入れているのに、何も光っていない場合はいい兆候です。スマートスピーカーの電源が入っていて、音声コマンドを聞いているという意味です。
しかし、Amazon Echoに色のついた光の輪が表示されている場合は、以下のようなことを伝えようとしています。
青いライト
あなたが「アレクサ」と声をかけると、Amazon Echoに青いライトが表示されます。
青いライトが止まっている場合は、Alexaがあなたのウェイクワードやリクエストを聞いているという意味です。
リクエストを聞いた後で、青いライトが回転している場合は、Alexaが「考え中」、もしくはコマンドやリクエストを「処理中」という意味なので、すぐに答えてくれるでしょう。
白いライト
Amazon Echoのスピーカーのプラスやマイナスボタンを押したり、「アレクサ、ボリュームを上げて/下げて」と言ったりして、音量を変更している時は白いライトを使います。
常に白いライトが点いている場合は、「Alexa Guard」がオンになっており、スピーカーは周囲の疑わしいノイズを聞いて報告するという意味です。
設定とトラブルシューティング
以下のライトは、Amazon Echoが設定中、もしくはWi-Fi接続に問題があるという意味です。
水色のライト
Amazon Echoの水色のライトが回転していたら、端末がコンセントに挿されたばかり、もしくは再起動中です。
水色のライトが回転しているのは起動中という意味で、セットアップの準備ができたらオレンジになります。
オレンジのライト
Amazon Echoのオレンジのライトは、セットアップモードになっている、もしくはインターネットに接続しようとしています。
また、はじめてAmazon Echoのセットアップをしている、もしくは工場出荷時の状態にリセットをした場合も、オレンジのライトが表示されます。
赤のライト
Amazon Echoに赤のライトが点いている場合は、次の2つのどちらかです。
Wi-Fi接続に問題があったり、インターネット接続がないか、端末のマイクが使えずコマンドを聞くことができないという意味です。
Echo Showを持っている場合は、赤いライトはカメラが動作していないという意味でもあります。
紫のライト
Amazon Echoが紫のライトを表示している場合は、Wi-Fiの設定中にエラーが発生し、設定のプロセスが止まっているという意味です。
もしくは、おやすみモードになっている場合も紫のライトが点きます。
スマホのおやすみモードと同じように、Alexaのおやすみモートも通話、メッセージ、リマインダーなどの通知をすべてブロックします。目覚ましとタイマーはブロックされません。
おやすみモードをオン/オフにするには、AndroidやiOSのAlexaアプリを開き、「デバイス > Echo / Alexa > [端末の名前] > おやすみモード」のトグルをタップして、オン/オフを切り替えます。
Amazon Echoが聞くのをやめたり、Wi-Fiの設定をチェックしたあともオレンジ、赤、紫のライトを点灯し続けている場合は、再起動が必要です。
通知
以下のライトは、Amazon Echoが何かを伝えようとしているという意味です。
黄色のライト
Amazon Echoで黄色のライトが点滅していたら、確認待ちの新しいメッセージ、通知、リマインダーがあるという意味です。
「アレクサ、通知はある?」や「アレクサ、メッセージは何?」と聞いてみましょう。
また、黄色のライトは、アレクサにAmazon Primeの配達に関するアップデートがある、というのを表示していることもあります。
緑のライト
Amazon Echoで緑のライトが点滅しているのは、通話の着信があるという意味です。
誰かが、別のAmazon Echo端末やAlexaアプリから電話をかけているはず。
「アレクサ、電話に出て」と声をかけるか、着信を拒否することができます。通話中は緑のライトが点灯します。
緑のライトが回転している場合は、Amazon Echoがドロップインモードだという意味です。
ドロップインでは、ドロップインを受け入れる連絡先に、Amazon EchoやAmazon Echo Showでいつでも通話やビデオ通話をかけることができます。
電話がかかってくる前にはチャイム音が鳴り、プライバシーを保つために接続に少しタイムラグがありますのでご心配なく。
Amazon Echoのドロップイン機能をオンにしていないのに、緑のライトが回転している場合は、Alexaアプリを開いてください。
通話履歴をチェックして(設定 > Alexaプライバシー > 音声履歴)をチェックすると、アレクサが聞き間違えてドロップイン機能を有効にしたかどうかがわかります。
Amazon Echo Showのライトの解説
Amazon Echoのスピーカーと違って、Amazon Echo Showには視覚的により多くの情報を伝えられるディスプレイがあるというのが強みです。
しかし、Amazon Echo Showも、通知やトラブルシューティング、設定などを知らせるのに、同じようにライトを使います。
Amazon Echo Showの画面の下に、以下の色の細い横線のライトが表示されます。
- 青いライトが点灯している時は、Amazon Echo Showがウェイクワードを聞いているという意味です。シアン(水色)の点が点滅し、話している人の方向を示します。
- 赤いライトが点灯している時は、端末のマイクやカメラがオフになっているという意味です。しばらくすると、赤いライトが消え、画面右上にマイクがオフになっているアイコンが表示されます。
- オレンジのライトが点灯している時は、Amazon Echo Showのインターネット接続に問題があるという意味です。
- 紫のライトが点灯している時は、Amazon Echo Showがおやすみモードになっているという意味です。数分後に紫のライトが消え、画面右上に月のアイコンが表示されます。
Alexaのライトをオフにする方法
通話や通知、接続の問題が起こった時に、毎回ライトが点灯して欲しくない人もいるでしょう。
もしくは、寝室でAlexaのライトが点きっぱなしだと、眠れないとか、そばにいる赤ちゃんの目が覚めるかもと心配かもしれません。
ライトをオフにするには、Alexaアプリでライトの設定を変更します。
たとえば、Alexaの黄色のライトが点灯しないようにするには、「設定 > 通知 > Amazonショッピング」で配送中の商品の通知をオフにします。
ただし、オレンジ、赤、紫のトラブルシューティングのライトは、端末に起こった問題を知らせるよう設計されているので、オフにできません。
Amazon Echoのライトの意味を理解する
新しいAmazon Echoを持っている人は、ライトの色の違いに戸惑うかもしれません。
しかし、上記のように、色を変えるだけで、端末は様々なことを伝えることができるのです。この記事で、Amazon Echoが伝えようとしていることが理解していただけたなら幸いです。
──2021年1月9日公開記事を再編集して再掲しています。
翻訳: 的野裕子
Original Article: What the Light Ring Colors on Your Amazon Echo Mean by MakeUseOf