リモートワークの普及で、(引出しも袖机もない)天板だけのPCデスクが、よく使われるようになりました。見た目もすっきり、雑然としがちな自宅での使用にピッタリだからでしょう。筆者も、こうしたデスクにノートパソコンを置いて仕事をしています。
ここでちょっと困ったのが、小物の収納。ホチキス、定規、充電器、付箋、粘着テープといった、「頻繁には必要としないけれど、ないと困るもの」がいくつもあります。ミニマリストであっても、こうしたものまでナシにできません。
そこで、100円ショップのプラ製小物入れを天板下の横棒に引っかけ、収納していました。そこに入らない書籍などは、足元に積み上げました。

しかしこれでは、いざ何かを使うとなった場合、小物入れの中を引っかき回す状況が毎回のようにあり、あまり気持ちよくありません。
また、なんとなく仕事場がチープな雰囲気となり、仕事の質にも悪影響を及ぼすのではと考えはじめました。ただ、部屋の広さを考えれば、袖机を加えるのは良案ではありません。
組み立ては容易、クランプで取り付けるだけ
何かないかと、探していたところ見つけたのが、今回紹介する『拡張デスクラック「ゲーミングフレーム」』です。メーカーは、アイデアが光る製品を続々と生み出しているサンコー(株)で、7月18日に発売されました。
製品名から当初は、「ゲーマーに特化した机上ラックなのだろう」とスルーしかけました。でも、説明を読むと、「オフィス、テレワークなどさまざまな場面で活躍」とあります。デスクワーカーも安心して使える製品なのです。
本製品を早速入手し、使用してみます。
製品は、いくつもの部材に分解された状態で、細長い箱に入って届きました。

筆者は、この種の組み立て作業は不器用この上ないですが、それでも20分ほどで完成。
ここで注意したいのは、説明書をよく読まず、フィーリングで組み立てようすること。それだと、金具が左右逆になったりして、うまく組み上がらないリスクがあります。きちんと読んで作業を進めるのがコツです。
完成したら、デスクの天板に2つのクランプで挟んで固定します。

本製品の全体の幅は1150㎜あり、そのためデスクの天板の幅は「1200mm以上」など、サイズの要件があります。購入を決める前に、今のデスクを計測しておきましょう。