AppleのiPhoneは、大事に扱っていればかなり長持ちすると言われていますね。

iPhoneのユーザーエクスペリエンスはここ数年大きな変更はありませんが、知らずのうちにデバイスにダメージを与えていたり、個人情報を抜き取られていたり、さらにはユーザー自身の健康に悪影響を及ぼしてしまうような誤った使い方をしているかもしれません。

バッテリーを正しく取り扱っていなかったり、アプリがデータをトラックするのを許してしまっていたり、問題はさまざまです。

今回は、これらの間違いをひとつずつ洗い出し、より安全で便利なデバイスの使い方を見ていきましょう。

1. アプリを毎回閉じている

アプリを上にスワイプして完全に閉じるという動作を、何年も前からやっている方も多いでしょう。

iPhoneとAndroid、いずれにもある機能でバッテリー残量を節約したり、メモリの使用量を抑えたりするのが目的ですね。ところが一見、理にかなっているようで、実はあまりよくない方法なのです。

大抵のアプリでは、バックグラウンド更新が実行されていますが、これは、アプリが使用されていないときにもネットからデータをダウンロードして、アプリのコンテンツを最新の状態に保つ機能。

ただし、バッテリーやメモリはiOSレベルでよく管理されているので、このアップデートに影響を受けることはほとんどありません

むしろ、アプリを閉じたり開いたりするほうが、かえって電力とバッテリーを消費してしまうことに。

また、アプリはメモリにある状態からのほうが速く起動できるので、アプリをいちいち閉じる行為は、意味がないばかりでなく、iPhoneのパフォーマンスを低下させ、バッテリー残量を減らすことになります。

2. バッテリーの状態を気にかけていない

Image: Primakov(Shutterstock)
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iPhoneのバッテリー寿命を意識している人はあまりいないかもしれませんが、iPhoneのバッテリーを良い状態に保つのは、デバイスを長持ちさせるうえで重要なポイントです。

たとえば、1日に何度も充電するとバッテリーの劣化を引き起こします。粗悪品のアダプターやケーブルを使用するのもご法度。

充電はバッテリーの残量がゼロになってから、という俗説もありますが、これは誤りであるばかりでなくバッテリーの寿命を縮めることにもなります。

電源に接続できるまで時間稼ぎをしてバッテリー切れになるのを防ぐ機能、低電力モードは活用しましょう。

iPhoneのバッテリー寿命を長持ちさせるワザは、これ以外にもたくさんあります。

3. iPhoneを長時間使いすぎる

Image: Shutterstock
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すでに周知の事実ですが、フロンティア(Frontiers)によると、スマホの使い過ぎは長期的にみて健康上の問題を引き起こすリスクがあるそうです。

1日中iPhoneを使い続けると、睡眠が妨げられたり、情報過多になったり、オンラインショッピングで無駄遣いしたり、不要なストレスを感じたりする原因になります。ご存じだと思いますが、折に触れ、意識してみてください。

ところで、ユーザーの健康にかかわるこの問題、実はスマホにも良くないことがわかっています。

スマホを使い続けると充電を繰り返すことになり、パフォーマンスを低下させる原因に。

スクリーンタイム機能を利用してiPhoneの使用を控える方法を身につけるといいでしょう。

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iPhoneのみならず、セキュリティまで危険にさらすことに
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