「Fire TV Stick」といえば、テレビのHDMI端子に挿すだけで、Amazon Prime Videoをはじめとする、さまざまな動画配信サービスが利用できるようになるスティック型端末です。
筆者はアニメ鑑賞が趣味で、年間2000時間ほどは「Fire TV Stick 4K」と「Fire TV Stick」で視聴しています。
今回はそんなヘビーユーザーである私が、第2世代の「Fire TV Stick」と「Fire TV Stick 4K」から、最新機種である「Fire TV Stick 4K Max」を比較した感想を書いてみたいと思います。
旧機種からの変更部分は3点

旧機種の「Amazon Fire TV Stick 4K」から変更された点は、
- CPUの処理速度
- Wi-Fi6への対応
- リモコンに4つのアプリボタンと番組表ボタンが増設
の3点です。
ストレスフリーの速さにビックリ!
特に処理速度に関しては、「Fire TV Stick 4Kよりも40%パワフル」とAmazonが公式に謳っているだけのことはあり、体感でも3倍ほどは高速になったように感じています。
筆者の環境では、ルーターが対応していないのでWi-Fi 6の恩恵は受けられないはずなのですが、もしかしたら採用されたチップ自体が従来のものより高速化しているのかもしれません。
メニューの移動など基本的な操作はもちろんですが、画像サムネイルの読み込みや設定画面の動作なども、旧機種とは比べ物にならないほどキビキビとしています。
再生直後から「HD」「1080p」「ULTRA HD」へと順次情報が読み込まれ解像度が上がっていく仕組みなのですが、不思議なことにこちらの読み込み速度は旧機種とほとんど変わったようには感じられませんでした。

アプリボタンが標準装備に
リモコンに新規増設された4つのアプリボタンと番組表ボタンは、筆者自身あまり使用機会がないため、残念ながら無用の長物と化しています。
「Amazon Prime Video」ボタンはホームボタンと同じ機能ですし、テレビやサウンドバーの貧弱なスピーカーで「Amazon music」を聴くこともほとんどありません。
NetflixやDAZNに加入している人なら、こちらのボタンですぐにアクセスできるのは嬉しいポイント。複数のサービスを行き来するときに、ホームメニューに戻らなくて済むのはかなりの時短になりそうです!
今後もしファームウェアのアップデートなどで、ほかの動作へ割り当てができるようになれば、さらに便利だと感じました。
初期設定は10分で完了

実際の接続の流れは、本体をテレビのHDMI端子に挿し、コンセントと接続するだけで動くようになります。
筆者に届いた端末では、動作直後に自動的にアップデートがはじまりましたが、こちらも旧機種より早い10分程度で完了しました。
Wi-Fiやアカウントの設定、本体の詳細設定などを含めても、慣れた人なら10分ほどで設定が完了するはずです。
すべての設定が終わった段階で、もう一度アップデートがありましたが、こちらは1分と待たずに終了しました。

画面構成の変更点は最小限に
画面構成やUIなどは基本的に旧機種と同じなのですが、ひとつだけ変更点がありました。
番組名の下に、無料で観られるものには緑色のレ点と「今すぐ観る」の表示が、配信サービス加入後に観られるものには鍵マークと「視聴方法」の表示がされるようになりました。
メニューの深層まで行かなくても観られる番組が確認できるので、これは便利です。
劇的にストレスフリーで買い替え必須!
総合的に判断して、今回のマイナーチェンジモデルはズバリ「買い!」です。
あらゆる場面で動作が早くなっているので、とにかくストレスを感じないのです。
画質だけでいえば旧機種もまったく同じ再生ができますが、なにも引っかかりを感じることなくスピーディーに操作が行なえるのは、時短にもつながり気分が良いものです。
4Kに未対応の「Fire TV Stick」をお使いの方はもちろん、「Fire TV Stick 4K」のユーザーにも新型「Fire TV Stick 4K Max」への買い替えをおすすめしたいです。
──2021年10月8日の記事を編集のうえ、再掲載しています。
執筆・撮影:hiro.
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Source: Amazon.co.jp