macOS最大の強みのひとつは、優秀なアプリが豊富なことです。

キーの機能を並び替えられたり、外部ディスプレイを簡単にコントロールしたり、あまり知られていなくても、注目に値するアプリがたくさんあります。それらの中から、おすすめしたい11のアプリを紹介します。

【今日のワークハックはこんな人におすすめ!】

  • macOSをメインで使用している人
  • アプリやサービスでMacの生産性を上げたい人

今日のワークハック:Macのアプリで生産性を供して、仕事の無駄を省く

Karabiner:キーボードのキーを変更する

Macのキーボードで、キーに設定された機能を別のキーに変更したいときに使えるのが「Karabiner」です。

このアプリ最大のメリットのひとつが、壊れたキーの機能をほかのキーに割り当てられること。たとえば、「Caps lock」キーが使えなくなってしまったら、その機能をファンクションキーにあてがうことができます。

キーの機能をマウスボタンに割り当てることもできますし、外付けキーボードに接続しているときは、Mac内蔵キーボードを無効にすることもできます。Karabinerは、上級ユーザー向けツールも盛りだくさんで、あれこれ試してみてください。

Raycast:Spotlight以外の手段で検索する

Spotlightに代わるツールとして検討すべきなのが「Raycast」です。動作がすばやく、カスタマイズもできるうえに無料です。

Mac内のコンテンツを検索するときに重宝しますし、拡張機能も豊富で、SpotifyなどのサードパーティアプリをRaycastから直にコントロールすることもできます。

拡張機能を使えば、Googleで検索したり、SpotifyやYouTubeで聴きたい音楽を探し出して再生したりなど、使い道がどんどん広がります。

Rectangle:Macで画面分割する

macOSはウィンドウの管理がちょっと面倒。そんな不満を解消してくれるのが「Rectangle」です。キーボードショートカットを使えば、開いているウィンドウをあっという間に画面分割できます。

有料版もありますが、ほとんどの人は無料版で十分です。カスタムショートカットでウィンドウの形と位置をあれこれ変えたりするなどの追加機能を使いたい場合は、有料の「Rectangle Pro」(1421円)を入手しましょう。

SoundSource:アプリごとにボリュームを設定する

映画を観ているときや、作業に集中しているときなどに、アプリの通知音が鳴ってイラっとしたことはありませんか。macOSの集中モードで、通知音をすべてミュートにすることもできますが、「SoundSource」(無料体験後は43ドル)を使って、個々のアプリのボリュームを調整するのもひとつの手です。

SoundSourceなら、オーディオをApple Musicなどのアプリから直接ヘッドフォンに飛ばすことができます。設定しておけば、通知音はMacのスピーカーから流れ、ストリーミング再生されるApple Musicの音楽はヘッドフォンで聴けるようになります。

SoundSourceにはその価格に見合う価値がありますが、無料版をお探しなら、「Background Music」を試してみてください。

Amphetamine:スリープモードを細かく設定する

Macがスリープモードになるのを防止するアプリが「Amphetamine」です。機能はいたってシンプルですが、実用的な使い道がたくさんあります。

たとえば、外部ディスプレイと接続しているときには、MacBookを閉じてクラムシェルモードで使えるようにしたり、特定のアプリを開いているときや、特定のアクセサリと接続しているときは、Macがスリープモードにならないようにしたりなど、あれこれ設定することが可能です。

Maccy:クリップボードをカスタマイズする

Mac用のクリップボードマネジャーをお探しなら、「Maccy」をぜひお試しください。

クリップボードにコピペしたものを保存して、必要に応じてすぐさま取り出せるほか、一定の状況下では、クリップボードからアイテムが削除されるよう設定することもできます(パスワードマネージャーが、クリップボードから機密情報を削除するときなど)。

Maccyは、開発元から直接ダウンロードすれば無料です。Mac App Storeで購入すると、1500円かかります。

Dato:メニューバーにカレンダーを表示する

Dato」は、Macのメニューバーにカレンダーを表示してくれるアプリです。ほかにも、世界時計や会議のリマインダーなどをメニューバーに表示できます。

Datoがあれば、カレンダーが、さりげなくあれこれ知らせてくれるスペースに早変わりするのです。価格は8ドル(1200円)ですが、開発元のウェブサイトに行けば、すべての機能を利用できる無料体験版を試せます。

体験期間の終了後はアップデートはされず、購入を促すリマインダーが1日に2回表示されるようになります。

Acorn:操作性に優れたアプリで画像編集をする

Macの「プレビュー」は、機能性に優れた画像ビューアであり、基本的な編集機能も使えますが、もっと優秀な画像編集アプリを必要としている人もたくさんいます。そんな人たちにお勧めしたいのが、画像編集アプリ「Acorn」(40ドル)です。

使い方は簡単で、高度な編集に役立つ優れた機能も揃っています。基本的な機能はPhotoshopと互換性があるので、AcornでPSDファイルを開き、Adobeのアプリ用ブラシをインポートすることが可能です。

CleanShot X:スクロールしながらスクリーンショットを撮る

Macに実装されているスクリーンショット機能は、たしかに便利です。けれども、もっとレベルの高いスクリーンショットツールをお望みなら、「CleanShot X」以外にはありえません(1年間のアップデート込みで29ドル)。

スクロールしながらスクリーンショットを撮れるので、ウェブページを丸ごと保存できます。

画面の録画やGIFの作成も可能で、アノテーションやスクリーンショットの編集ツールも優れモノです。画像内のテキストをコピーして、きちんとした背景にペーストすれば、SNSで目を引くスクリーンショットが完成します。

Lunar:デュアルディスプレイを実現する

ディスプレイをいくつも並べてMacを使っている上級ユーザーに必要なのが「Lunar」です。特定のディスプレイをオフにしたりできますし、Macのキーボードでハードウェアキーを使って、外部ディスプレイをコントロールしたりできます。

複数の外部ディスプレイをコントロールできるMac用アプリとしてはナンバーワンです。Pro版は23ドルですが、納得できる機能が揃っています。

Hyperduck:iPhoneからMacにリンクを送る

iPhoneからMacにリンクを送るときにいちばん便利なツールは「Hyperduck」です。無料ですし、一発でリンクを送ることができ、Macがオフのときでも使えます。送ったリンクは、Macを起動してアプリを立ち上げれば、自動で開きます。

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