AIを使ったサービスが増えてきましたが、そのスーパーパワーを実務で活かしきるのは簡単ではありません。
そこで、Notionは、便利機能を誰もが自然に使いこなせるシステムとしてこれを実現しようとしています。
プロジェクト管理のワークフロー全体をサポートする「Notionプロジェクト」は、実践型のAI統合ソリューション。テンプレートと初期設定を大幅に刷新して、プロジェクト管理に特化した新機能を導入しました。
この新機能で何ができるのか、この記事ではご紹介していきます。
Notionの基本:ドキュメントからタスクリストまでを1カ所に集約する管理能力

Notionといえば、既製のプロダクトにはない柔軟性で、ドキュメントやWikiを管理したり、Slackメッセージのリンクを貼り付けておけば、プロジェクトのページ内で内容を確認できるようになります。
さらには、ビューの切り替えやフィルタリングを簡単に設定できるので、プロジェクトの全体像から個別タスクの進捗状況までを直感的に把握できるのも強み。
こうした特徴から、オールインワンなダッシュボードがつくれるNotionを、すでに優秀なプロジェクト管理ツールとして認識している方も多いんじゃないでしょうか?
さらに、新機能「Notionプロジェクト」の導入により、Notionを使ったプロジェクト管理がさらにパワーアップしそうです。
「Notionプロジェクト」の新機能3選
1. デモページが有料テンプレート級に使いやすい

まず、「Notionプロジェクト」のリリースとともに追加されたNotionプロジェクトのデモページが、とても使いやすいです。いちいち、ページのフォーマットを自作する必要なく時短になります。
特に、Notoinは、多機能ですべての機能を使いこなすのは簡単ではありませんし、大規模なプロジェクトになるほど、タスクの数が膨大になり管理も大変になります。
デモページには、このようなプロジェクト管理に必要な機能がまとまっていて、Notionページのフォーマッティングに時間をかけずにそのまま使えます。
2. AI自動入力で労力の削減が叶う

デモページの中で真っ先に目を引くのが「要約 AI」です。
Notion AIでは、わざわざプロンプトを工夫しなくても、良い感じに要約や文章生成ができますが、このNotion AIを組み込んだプロパティを活用すれば、ページの内容をAIが自動で要約して示してくれます。
これが、想像以上に実用性が高そうです。

たとえば、「プロジェクトの企画書を書く」のタスクを開くと、サブタスクの内容を要約してくれているのがわかります。
ほかにもAIのアクションにより、重要情報をピックアップしたり自作プロンプトで内容を生成したりが可能。
これまでは人力でプロジェクトやタスクの概要を入力してきたかと思いますが、これからはこの手の面倒な文章作成はAIにおまかせでOKです。
3. AIがタスク状況を判断して管理する

今回新しく追加されたものの中で、最も注目したいのがスプリント機能です。この機能を使うことで、この2週間、次の2週間…といったように期間(スプリント)を区切ってのタスク管理が可能になりました。
スプリント計画を立てることで、各期間で取り組むべきことが明確になります。「Notionプロジェクト」では、スプリントを完了すると未完了のタスクが次のスプリントに自動で移動。管理がシンプルになるのがポイントです。
ほかにも、GitHubプルリクエストの更新を自動で反映するなど、システム開発のプロジェクト管理に役立つ新機能も登場しています。
プロジェクト管理はAIに任せる時代に?
次にNotionに望むのは当然、入力やアクションのさらなる自動化ですが、要望に応えてくれそうな機能が登場しそうです。
「Notionプロジェクト」では近い将来、タスクのステータスを変更すると自動でアクションが走るオートメーション機能が実装予定となっていて、Notionを使っておけば、プロジェクト管理がどんどんシンプルになりそう。
大小問わず、プロジェクトに携わる方なら、無料で使いはじめられる「Notionプロジェクト」は要チェックです。
Source: Notion