コロナ禍では在宅勤務をしている人も多いでしょう。
満員電車に揺られながら出勤しなくなったのはいいけれど、自宅は自宅で、長時間チェアに座っているのは変わりなく…。
そんな毎日の大半を過ごすチェアですが、何気なく感じる不便はありませんか?
今回は、普段あまり意識することのないオフィスチェアのキャスターへ焦点を当ててみます。
オフィスチェアのキャスターは交換できる
一般的に販売されているオフィスチェアの多くは、プラスチック製の双輪キャスターが装着されていますが、実はこのキャスター、簡単に交換することができるんです。
交換自体は工具不要で、ものの10分もあれば完了してしまう作業なので、この機会により快適なキャスターに交換してしまいましょう。
今回紹介するのは、「SOMOLUX」の76mm大径チェアホイール。
ポリウレタンと金属のハイブリッド構造で、適度なソフト感もありつつスムーズに転がるのが最大の特徴です。


耐荷重は1輪あたり80kg(5輪で200Kg以内が推奨)と充分な強度をもち、工具不要で簡単にチェアへ取り付けることができます。
タイヤ部はポリウレタン製で、硬質ゴムのような絶妙な弾力があり、これならフローリングやカーペットを傷つける心配も少ないでしょう。
実際の交換手順は、チェアを裏返しにし、これまで付いていたキャスターをゆっくりと引き抜き、そのまま本製品と挿し替えるだけ。


引き抜く際に若干力が必要となるケースもありますが、その場合はマイナスドライバーでこじるようにして、徐々に引き抜きましょう。
5つすべてを交換したら、念の為、少し力を加えて押し込んでやれば完成です。
あとはゆっくりとチェアを引き起こしてください。
▼こちらもおすすめ
キャスター交換だけで使用感が劇的に良くなる
交換してすぐに気づくのは、軽い力の体重移動だけでスルスルと滑らかに動くようになったこと。
従来のキャスターでは引っかかりを感じて、体を浮かせ気味にして移動させていたのが、このキャスターに交換しただけで嘘のように、楽に移動できます。
接地面がソフトになったおかげでゴロゴロという騒音からも解き放たれ、360度自由自在に動かせるのはちょっとした感動です。
見た目も高級チェアに生まれ変わったかのようで、使い慣れたチェアに、より愛着が湧くかもしれません。

注意したいのは、多くの場合、わずかに着座位置が高くなることです。
肘掛けがあるタイプのチェアでは、机との干渉を防ぐため、高さを調整する必要が出てくるでしょう。
その場合は、チェア自体の昇降機能や肘掛けの可動機能を利用して、最適な高さにしてください。
1輪あたり400〜500円の出費で、在宅勤務が少しでも楽になるのならしめたもの。
みなさんもこの機会にキャスターを見直してみませんか? 購入の際は、軸受のサイズを確認するのを忘れずに(大半のチェアは11mmを採用しています)。
▼こちらもおすすめ
──2022年1月17日公開記事を再編集して再掲しています。
ライフハックツールをもっと見る執筆・撮影: hiro/Source: SOMOLUX