綴じ手帳の弱点の一つは、記入ページを増やせないこと。扱いが簡単な反面、ページを増やしにくいのはデメリットです。

そんな綴じ手帳の頼れる相棒となるノートがあります。今回紹介する「NOLTY ノート B6 横罫6.0mm 薄型 3冊セット」(日本能率協会)です。

手帳との併用に最適化されたノート

「能率 NOLTY ノート B6 横罫6.0mm 薄型」は綴じ手帳のカバーの内側に挟んでセットし、手帳と併せて利用するものです。これを使うことで、本体である綴じ手帳の記入面の少なさをフォローし、より詳細な記録やメモを残せるようになります。

本製品は普通のノートよりもずっと薄い、わずか9mm。しかしその中には手帳と併用するためのいろいろな工夫が盛り込まれているのです。

まず注目してほしいのは表紙。一般的なノートの表紙よりも薄いにも関わらず、やや硬めにつくられています。これは、手帳カバーの内側に差し込みやすくするための工夫です。表紙のみをカバーに差し込むことで、ノートがすぐに開ける状態でセットできます。

サイズも、181mm×123mmと、JMAMのB6サイズ手帳のカバー内側にセットするのにちょうどよいサイズ。もちろん適合さえすれば、他社の手帳でも利用可能です。

ページの紙は、一般的なノートよりも薄いです。使われているこの「NOLTYダイアリー用紙」は、その名のとおり、NOLTYの歴史の中でずっと使われてきた手帳用の紙。シャープペン、ボールペンはもとより、万年筆で書いても裏抜け、裏移りが極力ないという、とても優れた紙なのです。

「目次」で検索性を高めて手帳と連動

それでは、具体的な使い方について、説明していきます。

先述のとおり、このノートは手帳カバーの内側にセットして、手帳の記入ページを補完して利用するものです。手帳に書かれた予定の詳細や関連情報をこのノートにメモしていきます。そして1冊を使い終わったら、次のノートに代替わり。そのための3冊セットというわけです。

複数冊にわたって利用する時に、役立つのが付属のインデックスシール

これに、タイトルやノートとしての通しナンバー、記入期間などを記入しておきます。すると使い終わって、次のノートに移行したとしても、見直す時に検索しやすくなるのです。

さらに検索性を高めるためには、目次を設けるのがおすすめ。

まず、ノートの1ページ目は目次ページということにして、通常のメモなどには使わずに空けておきます。それから、各ページにはページ番号を振っておきましょう。これで準備はOK。

あとは、ページに何かを記入するたびに必ずタイトルをつけるようにします。そして、そのタイトルとページ番号を目次にも記入していくのです。

これで、何ページに何が書いてあるのかが目次を見ただけでわかるようになります。

手帳本体の予定記入欄メモスペースには、ノートの通し番号とそのページ番号を書いておけば完璧。手帳に記載されている予定の詳細が、ノートのどこに書かれているのか一目瞭然です。


本製品は、バリエーションも豊富です。今回ご紹介した横罫以外に方眼、ログタイプがあります。

手帳の機能を拡張してくれる、とても便利なアイテム。綴じ手帳ユーザーの方は一度、手に取ってみてください。

Source: JMAM eショップ