パソコンのクラッシュは、絶対に起きてほしくないタイミングで起こるもの。
たとえば、保存ボタンを押そうと思った矢先にクラッシュして、今日1日の作業がすべて消えてしまった…なんてこともあります。
こんな時、事前にクラッシュが近づいていることがわかれば、何かと助かりますよね? それがわかるんです。パソコンはでたらめなタイミングで突然クラッシュするわけではありません。
今回は、パソコンがクラッシュしそうなことを示す警告サインとその解決策を紹介します。
1. ハードドライブからノイズが聞こえる
最近のハイエンドノートパソコンのほとんどはSSDドライブを搭載していますが、安価なパソコンやデスクトップパソコンでは今でもハードドライブ(HDD)が一般的に使われています。
ハードドライブは機械的な仕組みで動作し、可動部品が含まれています。当然ながら、可動部品は摩耗や故障により動かなくなることがあります。
バックアップ企業「Backblaze」の調査によると、ハードドライブの平均寿命は3年から5年ということです。
解決策
一般ユーザーにとって、ハードドライブの故障を防ぐためにできることはあまりありません。
できるとしたらリスクを管理することぐらいです。ハードドライブに異変が起きつつあるサインに注意し、データを定期的にバックアップしてください。
2. 起動エラーが頻発する
起動エラーの原因はいくつも考えられますが、間違いなく言えることは、それがパソコンのクラッシュが近づいているサインだということです。
「起動可能なデバイスが見つかりませんでした」などのメッセージが表示された場合は、Windowsファイルが破損している可能性があります。つまり、クラッシュの危険性が非常に高まっていることを示しています。とくに、起動エラーが頻発している場合は要注意です。
解決策
MakeUseOfで以前紹介した「Windows 10の起動エラーを直す方法」を参考に、解決策を見つけてください。
最悪の場合、Windowsを再インストールする必要があるかもしれません。
3. ソフトウェアのパフォーマンスが低下している
パソコンのクラッシュは、必ずしもハードウェアが原因で起こるとは限りません。ソフトウェアも問題を引き起こす可能性があります。
特定のソフトウェアがパソコンの処理能力を超えたCPUパワーを要求し続け、結果マシンがスローダウンし、最悪の場合フリーズするというものです。
解決策
パソコンに無理をさせてはいけません。6年前に買った、メモリが2GBしかないノートパソコンで、Photoshopを立ち上げて画像を編集しようとしないでください。
また、マシンの処理能力を超えるほどたくさんのプログラムを同時に実行してはいけません。
以上を見直しても問題が解決しない時は、内蔵ツールを使ってオペレーティングシステムをクリーンアップしてみましょう。
状況によっては、Windowsを再インストールする必要があるかもしれません。
4. ハードウェアのパフォーマンスが低下している
パフォーマンスの低下はパソコンのクラッシュが近づいている大きなサインです。ソフトウェア側で対策をとっても問題が解決しない場合は、ハードウェアに問題がある可能性があります。
解決策
パソコンには何百もの部品が入っていますが、そのどれもが問題の原因となりえます。
手当たり次第に原因を突き止めようとする前に、無料のベンチマークツールを使ってハードウェアどの部分に問題があるのかを調べてみましょう。