Windows 10と11の付箋アプリ「Sticky Notes」。ちょっとしたことを書きとめておくのに便利ですよね。ただ、「常に手前に表示」ができません。
そこで今回は、Microsoft PowerToysやDeskPinsを使ってSticky Notesをピン留めする方法をご紹介します。
【今日のワークハックはこんな人におすすめ!】
・Sticky Notesユーザーの人
・メモ帳やタスク管理に便利なツールを探している人
今日のワークハック:Sticky Notesを常に手前に表示してメモを瞬時に確認する
1.Microsoft PowerToysでSticky Notesを常に手前に表示
Microsoft PowerToysは、Windowsをカスタマイズできるユーティリティを集めたものです。
たとえば、検索・置換でファイル名を一括変換したり、アプリを常に手前に表示したりするのに使えます。
以下の手順で、Microsoft PowerToysの[常に手前に表示]を使ってSticky Notes アプリをピン留めしてみてください。
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1. Microsoft PowerToysのページを開き、Microsoft Storeからアプリをインストール。
2. [最近追加されたもの]一覧、または通知領域からアプリを起動。
3. PowerToys の設定画面で、[常に手前に表示] タブを開く。

4. 次に、[常に手前に表示]をオンにする。
5. 次に、[アクティブ化] の下にあるアクティブ化のショートカットを確認。ショートカットは、デフォルトでは Win + Ctrl + T ですが、編集ボタン(鉛筆のマーク)をクリックして変更することも可能。

6. [外観および動作]の下にある [ピン留めしたウィンドウの周囲に境界線を表示する]を切り替えて、ピン留めするアプリの周囲の境界線をオフにすることもできる。
7. 次に、Winキーを押してsticky notesと入力、Sticky Notesアプリ開く。
8. Sticky Notesをピン留めするには、アプリのウィンドウをクリック、Win + Ctrl + Tを押す。ウィンドウがピン留めされると、音が鳴る。
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一旦ピン留めされると、Sticky Notes は常にほかのアプリの手前に表示されます。もう一度Win + Ctrl + Tを押すとピン留めが外れ、Sticky Notesは普通のウィンドウのようになります。
なお、[常に手前に表示]が正しく機能するよう、PowerToysがバックグラウンドで作動していることを確認してください。
また、アプリを一旦閉じたら、次に開いたときに再度ピン留めする必要があります。
2. Use DeskPins to Pin Sticky Notes DeskPinsでSticky Notesをピン留めする
DeskPinsは、オープンソースのサードパーティー・アプリで、Windows OS上でアプリのウィンドウをピン留めできるようにします。Windows 10とそれ以前のWindowsをサポート、と公式発表されていますが、Windows 11での動作も確認できました。
DeskPinsアプリのピンをホットキーで有効にすると、どんなウィンドウでもほかのウィンドウの手前にピン留めすることができます。
DeskPinsを使ってSticky Notesをピン留めするには:
1. DeskPins のページから最新バージョンをダウンロード。
2. オプションのチェックをすべて入れたままで、インストールを実行。
3. インストールが完了したら、DeskPinsと検索、アプリのアイコンをクリックして起動。

4. 次に、通知領域(デスクトップ右下の上矢印)を開き、DeskPinsアイコンをクリックして、ピンをアクティブにする。

5. 次に、Sticky Noteアプリのウィンドウをクリックすると、常に手前に表示させられる。
6. Pinアイコンをクリックすると、ウィンドウのピンが外れる。

ほかにも、ホットキーや自動ピン留めのルール、ピンの色の変更、トラッキングの間隔など、さらにアプリをカスタマイズすることも可能です。
それには、DeskPinsのアイコンを右クリック、オプションを選択し、カスタマイズのメニューにアクセスしてください。
連載「今日のワークハック」では、仕事が速く効率的にこなせる!ツール・アプリ・OSのショートカットや使い方、アイデアをお届けします。
Original Article: How to Keep Sticky Notes Always on Top on Windows 10 & 11 by MakeUseOf