Google I/Oは、同社が春のビッグイベントとして、毎年恒例のイベント「I/O」を開催しました。今年は2時間以上の長丁場で、ほとんどAIに関するものでした。

そこで今回のイベントでは発表された、Google Maps、Docs、AndroidとのAI統合、Pixel FoldやPixel Tabletのようなハードウェアのニュースなどを、まとめてみました。

既存のGoogleアプリのAI機能

GmailのAI機能

Googleは、Gmailの返信お助け機能「Help Me Write」を発表しました。

メールにプロンプトを入力すると、そのアイデアに基づいて文面をすべて書いてくれる機能です。

さらに、長い文章を作成する「Elaborate」機能など、あらかじめ設定されたオプションで、メッセージを洗練させることもできます。この機能は、ワークスペースのアップデートの一部として提供される予定です。

Google MapのAI機能

次に、Google Mapsの「Immersive View」は、リアルな3Dで街をチェックできる機能です。近々、Googleは "Immersive View for routes "を導入する予定とのこと。

これを使えば、任意のルートの鳥瞰図(ちょうかんず)を、3Dで見られます。天気予報や交通渋滞のエフェクトも含まれているので、あなたのトレッキングコースがどんなときにどんな風に見えるかも確認できたりしますよ。

これは夏の間に展開され、年末までに15都市に導入される予定です。

GoogleフォトのAI機能

Googleは、Googleフォトに「Magic Editor」を搭載する予定です。

この機能は、写真を素早く編集するもの。シーンを明るくしたり、雲を追加したり、被写体をフレームの別の場所に移動させたりすることも可能です。

デモ写真では、子どもが中心から外れ、写真に収まらなかった風船をたくさん持っていました。この機能を使えば、風船の残りをデジタルで追加し、子どもが乗っていたベンチを移動できます。

Magic Editorは、今年後半に一部のPixelデバイスに搭載されます。

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GoogleのAIチャットボット、Bardのアップデート内容とは?
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