誰かの生き方・考え方を借りながら、自分の道を行く
──ここからは一問一答形式でお聞きします。仕事は何時から何時まで?
朝8時から25時ぐらいですね。
基本的に毎日出社します。20時ぐらいに一度ジムへ行き、家に帰ってまた仕事します。
──愛用デバイスは?
MacBook Proです。隙あらば開いてしまいます。移動中や旅行中、プライベートでも。
あとはデバイスではないですが、ロクシタンのハンドクリームは一度プレゼントしてもらってから、自分でも買ってずっと使っています。小さいので携帯しやすいですし、ちょっとしたギフトにもおすすめ。
いつか「AnyGift」を導入してほしいなぁ、と思いながらショップにも足を運んでいるので、商品はかなり詳しいです(笑)。

──情報取集はどのように?
情報を得るためには、労力もお金も惜しまないですね。
本は以前は月30冊ほど読んでいましたが、最近は10冊ぐらいに落ち着きました。noteなどメディアへの課金もします。
──ビジネスの能力を伸ばすには?
一番は、他責思考ではなく「自責思考」であること。
ビジネスにおいて、何かがあったときに「こうすればよかった」「次はこうしてみよう」と思えるかどうかがすべてだと思います。
──余暇の過ごし方は?
たまの休みには、サウナにこもって漫画を一気読みしたり、恋愛バラエティ番組を観たり、K-POPを聴いたりしていますね。
──体調管理について。運動の習慣や食生活で気をつけていることは?
この3年間はほぼ毎日ジムに通っています。
野菜をたくさん食べて、サプリメントを飲んで、睡眠時間は6時間確保。健康です。

──心が折れたときは、どのように立て直す?
漫画『BLUE GIANT(ブルージャイアント)』を読みます。
少年が世界一のジャズプレイヤーを志すストーリーなのですが、主人公は何があっても絶対に挫折せず前向き。彼を見ていると、「自分は大したことない」と思えます。
漫画はどのジャンルも好きですが、熱いものが好きですね。
──おすすめの一冊は?
『自分の小さな「箱」から脱出する方法』(大和書房)
相手の立場になって考えること、自責思考をポジティブに捉えることを教えてくれる一冊。読むと世界の見方が変わります。
青いカバーの「実践編」もありますが、まずはこちらから読むことをすすめます。
──座右の銘は?
「山は西からでも東からでも登れる。自分が方向を変えれば新しい道はいくらでも開ける」。松下電器産業(現パナソニック)創業者、松下幸之助さんの言葉です。
両親は松下幸之助さんが好きで、僕の「功之祐」という名前もそこに由来しています。彼の名言集も事あるごとに手にとりますが、この言葉は特に好きで、いつも胸にあります。
先ほどもお話ししましたが、僕はコンプレックスばかりの人生で、本などにつづられている誰かの生き方や考え方に頼って生きてきたところがあります。その人生の主人公ではなくても、自分のなかで腑に落ちた言葉や考え方を借りるのは、意味のあることではないでしょうか。
そのように考えながら他の人の生き方に向き合うと、自分の中にある価値観にも気づけると思います。

中島 功之祐
神戸大学を卒業後、新卒で株式会社メルカリに入社。プロダクトマネージャーとして新規事業の立ち上げや、メルカリアプリのCRM、グロースなどに従事。その後、株式会社stand.fmにて音声アプリのプロダクトマネジメントやBizDevに従事。2021年10月にAnyReach会社を創業。D2C・EC事業者向けのeギフトインテグレーション事業「AnyGift」を展開する。
Source: AnyReach株式会社, AnyGift/撮影: 伊藤圭