iPhoneって長く使えるよね〜! みたいな話しを良く聞きます。実際、僕も機種変したらお古のiPhoneを家族に渡しています。「古くてもiPhoneはiPhoneだし、まだまだ十分使えるね!」

…なんて思っていますが、実際にiPhoneって何年くらい使えるんでしょう? そして何年くらい使っていいものなのでしょう?

ここでは、このiPhoneいつまで? な疑問に対しての答えを探ってみようと思います。ズバリ、iPhoneは…

公式には3年

執筆時点で3年前のiPhone、「iPhone 11」
執筆時点で3年前のiPhone、「iPhone 11」
Photo: Alex Cranz/Gizmodo US

環境のためのAppleの取り組みを記したドキュメントによると…

1人目による所有を基準にした使用年数を、macOSまたはtvOSを搭載したデバイスは4年、iOS、iPadOSまたはwatchOSを搭載したデ

バイスは3年にするモデルを採用しています。

というわけで、Appleの公式見解としては3年。って感じですね。

3年前のiPhoneってなんだろう? って考えると、iPhone 11シリーズ。確かに古めだけど、まだまだ現役と言ってもいい端末ですよね。

実際はもっと使えることが多い

Apple的には3年間という期間が設定されていますが、製品の寿命が3年というわけではありません。同じくAppleの取り組みを記したドキュメントでは、

ほとんどのApple製品は耐用年数がこれよりも長く、多くの場合1人目の所有者から別のユーザーに譲渡または転売されるか、Appleによって回収されます。

とのこと。

Appleとしても最初のユーザーが使った後、中古で市場に流れて別のユーザの手に渡ったり、お古スマホとして家族が使うなどの、他のユーザーが引き継ぐケースも想定しています。「耐用年数」を考えると3年以上使えるってわけですね。

では、具体的にどのくらい使うと(=どんな風になると)iPhoneは寿命を迎えるのでしょうか?

さまざまな視点からiPhoneの命が尽きるケース・予兆を分解して考えてみましょう。

ソフトウェア的な寿命:最新のiOSが使えなくなる5年

執筆時点で5年前のiPhone、「iPhone 8」
執筆時点で5年前のiPhone、「iPhone 8」
Image: Adam Clark Estes

iPhoneの発売と同時期に、毎年訪れるiOSのアップデート。これにより、毎年新しい機能が追加されていくわけですが、最新iOSを利用できるiPhoneは限られています。

例えば「iOS16」の対応は以下のようになっています。

  • 2022年発売……iPhone 14/iPhone 14 Plus/iPhone 14 Pro/iPhone 14 Pro Max/iPhone SE(第3世代)
  • 2021年発売……iPhone 13/iPhone 13 mini/iPhone 13 Pro/iPhone 13 Pro Max
  • 2020年発売……iPhone 12/iPhone 12 mini/iPhone 12 Pro/iPhone 12 Pro Max/iPhone SE(第2世代)
  • 2019年発売……iPhone 11/iPhone 11 Pro/iPhone 11 Pro Max
  • 2018年発売……iPhone XS/iPhone XS Max/iPhone XR
  • 2017年発売……iPhone X/iPhone 8/iPhone 8 Plus

iPhone XやiPhone 8の世代までなので、5年前の端末までサポートするよ。って感じですね。

常用するスマホとして、快適に使える範囲を考えると、最新iOSをインストールできる範囲。がひとつの指針となると思います

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セキュリティ的な寿命は? 10年が目安の理由
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