ことのはじまりは、スマートウォッチのバイブレーションでした。以前から、在宅で仕事をする機会が多く、ワークスペースをそれなりに整えていました。

ただ、時間が経つにつれてモノが溢れ、効率よく作業ができる一方で窮屈な空間に。いつのまにか、身動きが取りづらくなり、「動いていない時間が長いですよ」とスマートウォッチから1日に何回も警告を受けたのです。

そこで、自宅のワークスペースを一新することに。

最初に決めたのは、作業環境のベースとなるデスクを電動昇降式モデルに変えること。そして、モノが溢れない場所にすることでした。

では、ワークスペースをどのようにリモデルしたのか、活用しているガジェットと合わせてご紹介します。

【この記事はこんな人におすすめ!】

  • 自宅の仕事環境のモノが増えたので整理整頓がしたい
  • 作業スペースを整えたいがどんなアイテムを購入すべきかわからない
  • 自宅で仕事や作業をすることが多い

「よく利用するモノ」に囲まれている安心感が窮屈な空間をつくっていた

モノに囲まれて便利だと思っていたのですが...
モノに囲まれて便利だと思っていたのですが...

上の画像は、これまでの自宅ワークスペース。

部屋の一角に、収納ラックで挟むようにデスクを設置。仕事で必要なモノ、よく利用するビジネスバッグやカメラバッグを手の届く範囲に置いていました。

デスクトップの作業環境は、MacBook Proをクラムシェルモードにして収納ラックに平置き。ドッキングステーション経由で、2台の外部モニター、用途別の外部ストレージ3台を接続。ワーキングチェアは、腰痛対策としてランバーサポート機能があるモデルを使用。

仕事を効率よく進めることだけを意識したワークスペースにしていたつもりでしたが、モノが増えると自分自身もその環境の一部として、F1のコックピットのようにカチャッとはまらないと機能が失われてしまい、身動きが取れない状態になっていました。

モノに囲まれている安心感と機能性は、メリットでありながらも、デメリットでもあるわけです。

自由なワークスタイルで作業をするためにまず導入したもの

そこで、メインステージとも言えるデスクを電動昇降式モデルに一新。座ったり立ったり、自分の意思でワークスタイルを変えながらも、これまで活用していた周辺機器の機能をフル活用できる環境を目指してみました。

継続して利用するアイテムは以下の通りです。

MacBook Proの現行モデルは13インチと16インチ。筆者はちょっと古い15インチモデルを使っています。

27インチのモニターは、ポジションを上下左右に変えられるモニターアームエルゴトロン LX デスクマウント」に取り付けて使用。23インチのモニターは、VESAマウントに未対応で高さ調節ができないモデルなので、27インチモニターと天地を合わせられず、目線が上下するので少し不便です。

モニターアームを動かすことはそれほどありませんでしたが、電動昇降式デスクに一新すれば本領を発揮してくれそうです。

デスクの天板を傷つけたくないので、モニターアーム補強プレートと合わせて設置していました。

MacBook Proと周辺器機を接続するドッキングステーションCalDigit TS3 Plus」。

Thunderbolt 3/USB 3.1 Gen.2対応のUSBポートや4K対応のディスプレイポート、高速なデータ転送が可能なUHS-II SD 4.0対応のSDカードスロットなど、15個の接続ポートがあります。

最大87Wの電力供給ができるので、CalDigit TS3 Plusを部屋のコンセントに接続。USB Type-CケーブルでMacBook Pro15インチに常時充電していました。

撮影した画像や動画のバックアップ、MacBook Pro すべてのデータをバックアップするなど、用途別に3台使っている「WD ポータブルHDD My Passport」。本当はHDDではなく、高速データ転送のSSDにしたいわけですが、コンパクト&安価なので選択しました。

体型や座り癖に合わせてランバーサポートやアームレスト、ヘッドレスト、座面などが調節でき、価格も手ごろだったので「Hbada」のオフィスチェアを使っています。特に腰の部分は深く腰掛けるとフィットして心地よく座り続けられます。

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昇降デスクを設置! 実際の作業環境はどう変わった?
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