Windowsで作業していると、複数の画面を行ったり来たりしますよね。そこで活躍するのが、マルチタスクを手助けするツール。
Windows 11での作業中に、タスクをより効率的に把握し、もっと巧みにさばけるツールを5つ紹介します。
【今日のワークハックはこんな人におすすめ!】
- デスクトップをもっとラクに管理したい
- アプリを自在に切り替えたい
- 流れるようにマルチタスクしたい
今日のワークハック:Windows 11でのマルチタスクのストレスから完全に解放される
1.スナップレイアウトを活用する

Windows 11で利用可能な「スナップレイアウト」は、複数のアプリをデスクトップ画面のスペースに合わせてサイズ変更し、並べて表示できる機能です。
ウィンドウの右上にある最大化アイコンにマウスオーバーすると、メニューが表示されるので、そこから好きなレイアウトを選んで、アプリをスナップ(配置)しましょう。
これで、選択したウィンドウがサイズ変更され、空いたスペースにうまく収まって、画面を有効活用できます。
また、ウィンドウをスナップしたあとに、空きスペースに配置できるウィンドウの候補を表示する「スナップアシスト」機能もオンにすることが可能。

スナップレイアウトは通常、デフォルトでオンになっています。不要な場合は、設定でオフにしましょう。
2.スナップグループで、スナップレイアウトを整理する

「スナップグループ」は、スナップレイアウトをより効率よく管理できる機能です。スナップグループを作成すると、アプリがまとまって表示されます。
任意のアプリのタスクバーでマウスオーバーすると、スナップグループのプレビューを確認でき、各スナップグループにすぐに移動できます。
さらに、スナップグループを開き、アプリ1つを最小化すると、ほかのアプリケーションもみな、自動で最小化されます。
これは最大化した場合も同じです。Windows 11のPCでは、スナップレイアウトの設定でも、スナップグループをあれこれ調整できます。
3.仮想デスクトップを作成する
仮想デスクトップは、コンピューター内に複数のワークスペースが存在するようなものです。仮想デスクトップを使えば、デスクトップをいくつも作成し、そのなかで開いたアプリやウィンドウに集中できます。
Windows 11で仮想デスクトップを新規作成するときは、マウスカーソルをタスクバーの「タスクビュー」に移動してクリックします。
次に、「新しいデスクトップ」上のプラス(+)アイコンをクリックすると、画面上に新しいデスクトップが作成されます。

これで、まっさらなスペースができました。
あとは、特定のタスクに使うアプリケーションやウィンドウなどをあれこれ開けばいいわけです。デスクトップを切り替えるときは、タスクビューメニューを使ってください。
4.ディスプレイを複数使用する
デュアルディスプレイにすると、作業効率はぐんと上がります。外部ディスプレイを接続するときは、まずはケーブルを差し込んでください。
それから、設定>システム>ディスプレイと進みます。マルチディスプレイをクリックし、ケーブルを差し込んだディスプレイが検出されているかどうかを確認。
検出されていないときは、検出をクリックしましょう。これで設定完了です。

5.タスクビュー機能でウィンドウを管理する

Windows 11のタスクビューでは、デスクトップで開かれている全ウィンドウの表示を変更できます。大きく表示したり、デスクトップを切り替えたりといったことも可能です。

アプリを別のデスクトップに移動したいときは、ドラッグして、下部に表示されている移動先のデスクトップにドロップしましょう。
ドロップダウンメニューが開くので、右側や左側に配置したり、別のデスクトップに移動したりしてください。また、1つのアプリのウィンドウを、作成した仮想デスクトップすべてに表示させることも可能です。
Windows 11のマルチタスク機能で生産性アップを目指そう
マルチタスクで力をフルに発揮したいなら、整理整頓がカギです。PC内にデスクトップをいくつも並べたり、スナップアシストで配置できるアプリケーション候補を確認したりと、PC体験を最大限に活用しましょう。
そんなユーザーに、最高のマルチタスク体験を届けてくれるのがWindows 11です。何しろ、ほんの数回のクリックで、生産性アップに最適なデスクトップ環境が整うのですから。
連載「今日のワークハック」では、仕事が速く効率的にこなせる!ツール・アプリ・OSのショートカットや使い方、アイデアをお届けします。
Original Article: How to Multitask Better on a Windows 11 PC by MakeUseOf