ChatGPTに話しかけてみたことがある人は、無料版ウェブサイトの動作が遅かったり、頻繁にリロードする必要があったり、使っているとCloudflareで人間であることを確認されたりすることに気づいたことでしょう。

この問題を解決するために、OpenAIは毎月20ドルの有料版(ChatGPT Plus)の利用をすすめていますが、必ずしもそうする必要はありません。

月額料金を支払う代わりに、使用量に応じて課金されるOpenAIの従量課金プランが利用可能です。これなら毎月の基本料金は無料となります。

OpenAIの「従量課金」プランに加入する

従量課金プランは、気軽なだけでなく、実際、安上がりでもあります。ChatGPT 3.5 Turbo APIモデルで、1000トークンあたり0.002ドル(約0.3円)です(1トークンは約0.75ワード)。

つまり、長文のやりとりでも1回1セント(約1.3円)程度で、どんなに多用しても月に数ドルにしかなりません。最新モデルの価格については、OpenAIの価格ページで確認できます。

はじめるために必要なのは、自分のアカウントに固有のOpenAIのAPIキーのみ

このAPIキーをサードパーティのChatGPTアプリに設定すれば、そのアプリを介してChatGPTに話しかけたり、ChatGPTのデータを使えるようになります。

登録の手順

1. OpenAIのBilling(課金)ページを開き、自分のアカウントでログインする。

2. クレジットカードを登録して「Pay As You Go」プランにサインアップする。

3. それが完了したら、Usage Limits(使用制限)ページで、Hard limit(ハードリミット)を設定する。

これは指定した金額に達すると、GPTの機能が自動で停止するというものです(そこまで使うことはまずありませんが)。

万が一、リンクしたChatGPTアプリが誤作動を起こしても、デフォルトの上限である月120ドルを超えて課金されることはありません。

このページでソフトでもハードでも好きなリミットを設定できますが、5〜10ドル(約670〜1300円)程度にしておけばいいでしょう。

4. OpenAI Platformのページで、サイドバーからAPI Keys セクションを開く。

5. 「Create new secret key」をクリックし、新しいAPIキーを作成する。このキーをコピーして、メモアプリやパスワードマネージャに保存しましょう。

OpenAIはこのキーを二度と表示してくれないので、必ず保存しておいてください。もちろん、APIキーの削除や新規作成は自由にできます。

APIキーが手に入れば、使い方はあなた次第。さまざまな拡張機能アプリウェブサイトで使うことができます。

APIキーをアプリに設定すれば、自分のIDを使って直接ChatGPTに接続できるうえ、再ログインや再認証が求められることもありません

私の場合、APIキーを設定したことで、Glarity YouTube Summery 拡張機能の使用頻度が急増しました。

以前は、数時間ごとにOpenAIにログインして再認証する必要がありましたのが、もうその必要はありません。

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Screenshot: Khamosh Pathak/Source: OpenAI (1, 2, 3, 4)