ささやかな工夫で作業や勉強が各段にはかどることってありますよね。今、試験勉強をしている人は、すべてを頭に詰め込もうとしてかなり大変な思いをしているかもしれません。

でも、暗記すべき内容を無意識のうちに暗記してしまう手があるんです。

暗記すべきことは「スマホの壁紙」に設定を

最近勉強していることで、暗記しなければならないことを思い浮かべてみましょう。周期表や手順のリストなどでしょうか。

それをスマホの画面サイズに凝縮して、壁紙にしてしまいましょう。あるいは、PCのスクリーンセーバーや壁紙にするのもいいですね。

時間を確認したり、スマホをちらっと見たり、通知を受けたりするたびに、この壁紙が目に入ります。数秒かけて読み返してみてください

これで、暗記すべき情報がいつでも見られるようになりました。復習したり自分で記憶をテストをしたいときは、スマホをタップして点灯させればOK。スクショやメモから必要なものを探し出す必要はありません。

たとえば、論文などの書き方の指示書を壁紙にするのも効果的です。何度も指示書のページを開くことなく、スマホを見ると目に入るようにしておけば、作業や進捗を確認しながら進めることができます。

パッシブ・アクティブラーニングのいいとこどり

パッシブラーニング(受動的学習)とは、学習者が情報を一方的に受け取る学習法です。たとえば、講義やポッドキャストは受動的な学習ツールです。

対して、アクティブラーニング(積極的学習)は、フラッシュカードを使ったり、教える側と学ぶ側が双方向のディスカッションをしたりしながら教材に取り組む学習法。

スマホの壁紙を変えるテクニックを使うと、その両方をちょっとずつ取り入れることができます

パッシブラーニングの観点から見ると、スマホの画面をチラ見することで暗記すべき内容を少しずつ吸収できるところ。アクティブラーニングの観点から見ると、画面をトグルして自分に問題を出しながら勉強できるところです。

たとえば、なかなか暗記できない定義を壁紙に載せてみましょう。画面を暗くして、その定義を暗記するよう努めます。次に、また画面を点灯して暗記できているか確認します。

これを1日中繰り返していると、常に暗記すべき内容を目にすることになり、また、自分に問題を出して回答することで、その定義を暗記していけるはずです。

Source: ASU Prep Degital