これから夏に向けて、旅行や帰省の計画を立てる人も多いのではないでしょうか?
日常のワンシーンはもちろん、大事な瞬間を記録に残したい時に活躍するのがiPhoneのカメラです。
しかしiPhoneカメラはここ最近性能が上がり、機能やボタン、設定が多すぎて、使いこなせていないという人もいるかもしれません。
よく見かけるけどまだ使ったことのない機能があるという人は、ここで紹介する便利な機能やテクニックを試してみてください。
そもそもオプション機能はどこにある?
友人や親族などが集まり、インカメラで記念撮影しようとなった時、「あれ、タイマー機能が見つからない」と焦ったことはありませんか?
実はiPhoneカメラは現在、オプションが増え続けた結果、画面上のカーペット(カメラメニュー)内に複数のオプションを隠す設計になっています。
[写真]または[ポートレート]モードでカメラアプリを開くと、上部に小さな上向きの矢印が表示され、そこをタップすると新しいメニューが表示されます。
そこに、フラッシュ、ナイトモード、ProRAW、Live Photosのほか、タイマーやアスペクト比、フォトグラフスタイル、露出、フィルタなどのオプション機能がそろっています。
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iPhone 13以降なら「フォトグラフスタイル」を使うべし
iPhoneで撮った写真は、色補正や彩度の調整もなくとても自然な仕上がりです。
しかし、SamsungやPixelのようにより色やコントラストが豊かな写真を撮りたい場合は、フォトグラフスタイルを試してみてください。
フォトグラフスタイルを使うと、色調を「標準」「リッチなコントラスト」「鮮やか」「暖かい」「冷たい」の5つのモードに切り替え可能。
さらに調整したい場合は、トーンと暖かみをより細かく調整することができますよ。
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望遠レンズで撮影されていないことがある
iPhone 7 Plus以降、望遠レンズは一部の機種にだけ搭載しています。しかし、望遠レンズがある機種でも、実際には望遠レンズで撮影されていないことが多々あるので要注意。
たとえば、照明の明るさが十分ではない場合は、いくら望遠レンズを使おうとしても広角レンズが使用されてしまいます。
なぜならiPhoneはその光景が望遠レンズの使用に適していると判断したときにしか、望遠レンズを使わないのです。
これは、写真モードではなくポートレートモードで撮影するという方法で解決できます。
「ポートレート」モードで拡大写真(Proモデルのデフォルト)を撮影しようとすると、デジタルズームに頼らず望遠レンズを使用するのです。
望遠レンズのない機種も「高画質の2倍ズーム」で撮影
望遠レンズのないiPhoneユーザーが遠くの風景を撮影したい際に便利なのが、プロ向けのカメラアプリ「Halide」です。
「Halide」は、AIを使ってデジタルズームを強化する機能を搭載。1倍の光学ズームのユーザーでも、高画質の2倍ズームが使えるようになります。
有料アプリではありますが、ProシリーズのiPhoneではないユーザーだけでなく、望遠レンズに不具合が生じているiPhoneユーザーにもおすすめです。
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iPhoneをプロ仕様のビデオカメラに設定する方法
iPhone 13 Proと14 Proのユーザーなら、ある簡単な設定をするだけで、撮影した動画をさらに美しく見せることができます。
それは、iPhoneのカメラ設定メニューにある「Apple ProRes」と呼ばれる第3のフォーマット。
「Apple ProRes」を使えば、色彩が美しく圧縮度が低いため、動画がプロっぽい見栄えになります。ただしストレージの大部分を占拠してしまうという欠点もあるので要注意。
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iPhoneカメラには、きれいな写真や動画を撮るための機能がたくさん搭載されています。
せっかく備わっている機能を使わないなんてもったいないですよね。
iPhoneの撮影テクを駆使して、イベントごとはもちろん日常の何気ないワンシーンをとっておきの思い出として残してください。
Source:Halide