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大小を問わず、さまざまな悩みが尽きないビジネスパーソン。
悩みは少ないほうがいいと思いがちですが、「人は悩めば悩むほど、幸せに近づいていける。悩みは幸せの種なのだ」とするのは、質問の専門家として多くの著書を持つ河田真誠さん。
今回は、河田さんの著書『悩み方教室 心のモヤモヤが晴れる8つの質問』(CCCメディアハウス)を紐解き、他者や自分へ質問することで「悩んでいる」という悩みを解決へと導く方法を探ってみましょう。
悩むことや悩む時間は、人生の質を上げてくれる
悩みを抱えている人は、きっと誰もが「早くこの悩みから解放されたい」と思っているはず。しかし、「悩みはうまく付き合うと、本当はいいやつなのだ」と河田さんはつづっています。
本書は読む人の悩みを解決するためでなく、悩みとうまく付き合うための本。河田さんも本書で「アドバイスをする気はない」と名言しています。
なぜなら、あなたに必要なのは「悩みの答え」ではなく「悩む時間」だし、あなた自身には何の問題もないからだ。問題は、悩みとの関わり方を知らないことだけなのだ。
(『悩み方教室 心のモヤモヤが晴れる8つの質問』17ページ)
たしかに、これからの人生で悩みが1つもない時期なんて訪れることはないでしょう。だったら悩みとうまく関わる方法を覚えておくほうが賢明です。
河田さんは、悩みとの関わり方には以下の3つがあるとしています。
1. 解決する
2. 解決しない(受け入れる)
3. 悩み続ける
1と2はなんとなくわかりますね。
3は、たとえば「人は何のために生きるのか」「どうすればあの人を幸せにできるのだろう」といった正解や終わりがない悩み。これらは答えが出ずとも、悩むことや悩む時間が人生の質を上げる貴重な悩みと考えていいのだとか。