メンターを持つことのメリットを指摘するアドバイス研究は、数えきれないほど存在します。

メンターは、キャリアをトータルでサポートしてくれるアドバイザーなので、職務経験を向上させ、新しい人脈を紹介し、新しいスキルを身につける手助けをしてくれるでしょう。

また、メンターは自身の豊かな経験から、職場の厄介な状況に対処する方法も教えてくれます。

数年前、私はあるメンターのおかげで、職場での恥ずかしい失敗を克服することができました。

私は、自分がどれだけ後悔しているか皆にわかってもらう必要がある気がして、会議でその失敗のことを蒸し返しては謝り続ける傾向がありました。そのことを当時のメンターに話すと、「もうやめなさい」と言われました。

あなたは謝罪して、自分の過ちを認めたのだから、あとは、学んだことを生かすだけです。その失敗のことを口にするのはやめなさい。

彼女は私に、自分の失敗をいつまでも蒸しかえさないこと、そして、失敗から学び、前に進むことの大切さを教えてくれたのです。

メンターがいるとキャリア形成の大きな資産になることは間違いありません。しかし、所属している組織にメンターとメンティーをマッチングするプログラムがない場合、メンターを見つけるにはどうしたらよいのでしょうか?

あるいは、すでに心当たりの人がいても、その人にどうやってメンターになって欲しいと頼めばいいのでしょうか?

誰から何を学びたいか明確にする

メンタリングについて誰かに相談する前に、一歩下がって、自分が学びたいことを明確にしましょう

人前で話すことやフィードバックを与えることなど、特定のスキルを向上させたいのでしょうか。ストレスを軽減したり、大変な仕事量をこなすための戦略を学びたいのでしょうか。あるいは、社内政治や気難しい同僚、意地悪な上司をうまく切り抜ける方法を一緒に考えてくれる経験豊かなパートナーが欲しいのでしょうか。

いずれにしろ、メンターと一緒に集中したいことを、2つか3つ書き出してみてください。書き出したことがあなたの目標です。まず自分の目標を明確に認識しましょう。

そして、その目標に関してアドバイスできるだけの経験豊かな人物を見極めましょう。理想は、すでに顔見知りであることです。そうすれば、メンターを依頼するのも簡単です。

身近な人にいない場合は、友人や同僚に適切な人物を推薦してもらいましょう。紹介や情報交換の場を設けてもらえるか聞いてみてください。

そして、まずメンター候補のことを簡単に把握しましょう。相手の経験や興味について質問しながら、自分に合うかどうか判断します。このあたりは少し時間がかかるかもしれませんが、それでもかまいません。メンターが自分のニーズに合っているかどうか、前もって知っておくことが重要です。

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いよいよメンターをお願いするとき。正しい頼み方は?
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