AIはテキストの要約を得意としているので、うまく使えば、読む時間を大幅に節約できます。とはいえこの能力に関しては、まだ私たち人間のほうが上です。
では、AIにテキストを要約させるのではなく、中身についてAIとチャットし、疑問点を解明し、テキストをより深く理解できるとしたらどうでしょう?
それを可能にしたのがChatPDFです。
「ChatPDF」を開くどんなPDFもChatGPT化してくれる
ChatPDFは、PDFを、ChatGPT風のインターフェイスを持つナレッジベースへと変換してくれるツールです。
あなたの会社の第1四半期報告書や、読まなければならない歴史の授業の資料のことだけを知っているChatGPTがある、と想像してみてください。
知っているのはそれだけですから、履歴書の体裁を整えたり、礼状を書いたりといったタスクを頼むことはできません。
質問できるのは、「会社がこの四半期に達成できた目標は何か?」とか、「ヨーロッパにおける神聖ローマ帝国の意義は何か?」など、その資料に関することだけです。
公式サイトには、次のように書かれています。
ChatPDFを使えば、PDFに含まれるすべての段落を対象にした、意味的なインデックスを作成できます。
質問をすると、ChatPDFは関連性がもっとも高い段落をPDFから見つけ出し、OpenAIのChatGPT APIを使って答えを出します。
ChatGPTそのものは、あまり長いドキュメントに対処できません。その意味で、ChatPDFはこの問題をうまく回避していると言えるでしょう。