YouTubeでひとつ困るのは、動画を最後まで見なければ、内容を把握できないこと。30分や1時間の動画の内容をかいつまんで把握できたら便利ですよね。
そこで紹介したいのが、YouTube動画の内容を要約してくれるChrome拡張機能「YouTube Summary with ChatGPT」。
たったのワンクリックで長い動画を最初から最後まで観なくても、かいつまんだ情報が得られます。
海外の動画も日本語で要約してくれる

まずは、拡張機能をダウンロード。すると、関連動画欄の上部に書き起こしバーが表示されます。
こちらのOpenAIボタンを押すと、別タブにて見慣れたChatGPTのWebページが立ち上がります。自動で命令文が入力されるので、あとは送信ボタンを押せば要約の出来上がりです。
AIを用いた動画内容要約サービスはいくつかありますが、「YouTube Summary with ChatGPT」が使いやすいのは日本語に対応しているところ。日本の動画はもちろん要約できますし、海外の動画も日本語で要約可能なので情報収集の効率が格段に高まります。
自動で文字数制限を回避

命令文は設定画面からカスタマイズできるので、たとえば高校生にもわかるように説明にしてもらったり、より詳しい内容を盛り込んだりが自在です。
実は長尺の動画では、ChatGPTの入力文字数制限に引っ掛かるため、「YouTube Summary with ChatGPT」が書き起こしを2300文字程度にまで間引いてくれています。概要をサクッと5項目程度で把握したいときにはとてもありがたいのですが、動画によってはトピックごとのダイジェストが知りたいことも。
そういったときにはちょっと面倒ですが、「YouTube Summary with ChatGPT」が表示してくれている書き起こし(YouTube標準のものよりもタイムスタンプがまとまっています)を、活用する方法もあります。
iPhoneの読み上げ機能と併用すれば、ながら聞きも可能

下記のような命令文とともに、文字数制限に引っ掛からない程度に小分けにした書き起こしをChatGPTに投げたところ、動画内容が理解できるレベルの要約が得られました。
文頭の[timestamp]をもとに3パートにまとめ、3パートそれぞれの要約文を作成して。なお、要約の文頭には[timestamp]の範囲を記述して。en2ja:
要約を見て、さらに詳しい内容を知りたくなったら時間帯ピンポイントで視聴でき、大幅な時短が叶いそうです。
「YouTube Summary with ChatGPT」を使いこなせば、手間と時間をかけずにYouTube動画を大量消費できるように。
iOSアクセジビリティの読み上げ機能なんかを活用すれば、家事や移動の最中にも要約が聴けて、YouTubeを最大限に活かせるんじゃないでしょうか。
Chrome拡張機能の「YouTube Summary with ChatGPT」は、Chrome ウェブストアから追加可能です。