この記事では、外国株式取引に興味のある方のために、米国株式、中国株式の取引ができる主要ネット証券会社3社を中心に、銘柄数や手数料について解説します。

最後まで読めば、しっかりと比較検討したうえで、自分に合った外国株式取引をはじめることができるでしょう。

アメリカの有名企業や新興国の成長企業など、外国株式取引に興味のある方もいるでしょう。どのネット証券で取引できるのか、取り扱い銘柄数、手数料についてまとめてみました。

目次

  1. 外国株式の銘柄数・手数料比較
  2. 外国株式に関する情報をチェックしよう
  3. まとめ

外国株式の銘柄数・手数料比較

以前は外国株式を取り扱うネット証券は数社のみでしたが、現在は米国株式を中心に取引できる証券会社が増えてきています。

今回は米国株式、中国株式の取引ができるSBI証券、楽天証券、マネックス証券の3社を軸に比較していきます。

いずれの証券会社でも外国株式を特定口座で取引できますので、「源泉徴収あり」を選べば確定申告が不要になり手間がかかりません。

ただし、これらの証券会社の中でも、取扱っている国や銘柄数はさまざまで、それぞれに得意分野や特徴があります。早速見ていきましょう。

米国株式の銘柄数・手数料比較

SBI証券楽天証券マネックス証券
取扱市場-NYSE・NYSE Arca
-NASDAQ
-NYSE
-NYSE Arca
-NASDAQ
-NYSE
-NYSE Arca
-NYSE American
-NASDAQ
銘柄数合計5,9294,6384,932
個別銘柄5,2704,2784,271
ETF307360353
ADR352350308
取引方法インターネットインターネット・電話インターネット
手数料約定代金の0.495%
最低手数料:0米ドル
上限手数料:22米ドル
SBI証券と同じSBI証券と同じ

人気の米国株式では、SBI証券で大幅な銘柄追加があり約5,900と最も多くなっています。以前はマネックス証券が最多でしたが、SBI証券に大きく差をつけられている状況です。

取引手数料は、3社ともに同じで差はありません。約定代金の0.495%ですので、1,000ドル購入した場合で4.95米ドル(税込)となります。

米国株式について詳しくは、こちらの記事をご覧ください。

>>「米国株式」のネット証券比較 手数料やサービスで選ぶなら?

中国株式の銘柄数・手数料比較

SBI証券楽天証券マネックス証券内藤証券
取扱市場-香港証券取引所 メインボード・GEM-香港証券取引所
-上海証券取引所 A株
-香港証券取引所 メインボード・GEM-香港証券取引所 メインボード・GEM
-香港上場 ETF・REIT
-上海証券取引所 A株/B株
-深セン証券取引所 A株/B株
銘柄数合計1,319以上1,394以上2,000以上4,500以上
銘柄数内訳-個別銘柄:1,300以上
-ETF:13
-香港:1,138(うち香港ETF:22)
-上海:256
-個別銘柄:2,000以上
-ETF:28
-香港:2,603
-香港ETF・REIT:17
-上海 A株:1,005
-上海 B株:45
-深セン A株:969
-深セン B株:43
取引方法インターネットインターネット・電話インターネットインターネット・電話・対面
手数料(税込)約定代金の0.286%
最低手数料:51.7香港ドル
上限手数料:517香港ドル
<インターネット>
約定代金(円換算)の
0.275%
最低手数料:550円
※約定代金20万円まで
上限手数料:5,500円
※約定代金200万円以上
<電話>インターネット手数料に2,200円追加
約定代金(香港ドル)の
0.275%
最低手数料:49.5香港ドル
上限手数料:495香港ドル
<インターネット>
100万円以下の場合、
約定代金の0.44%
(買付のみ最低550円)

中国株式では、中国株式のオンライントレードが可能な内藤証券も含めて比較していますが、 中国株式は内藤証券の得意分野で、取扱銘柄数が他を圧倒しています。

取引手数料では、楽天証券、マネックス証券が約定代金の0.275%、内藤証券は約定代金の0.44%。最低手数料は、為替レートによりますが、マネックス証券の49.5香港ドルより、楽天証券、内藤証券の550円の方が安い場合もあります(手数料はいずれも税込)。

その他各国の銘柄数比較

SBI証券楽天証券マネックス証券
シンガポール/
シンガポール証券取引所(SGX)
46(個別銘柄:39、ETF:7)52(個別銘柄:36、ETF:16)なし
インドネシア/
インドネシア証券取引所(IDX)
74※すべて個別銘柄72※すべて個別銘柄なし
タイ/
タイ証券取引所(SET)
77※すべて個別銘柄75※すべて個別銘柄なし
マレーシア/
マレーシア証券取引所
43※すべて個別銘柄44※すべて個別銘柄なし
ベトナム/
ホーチミン証券取引所、
ハノイ証券取引所
295※すべて個別銘柄なしなし
ロシア/
モスクワ証券取引所(MICEX)
28※すべて個別銘柄なしなし
韓国/韓国取引所(KRX)
上場のKOSPI・KOSDAQ市場
71(個別銘柄:69、ETF:2)なしなし

シンガポール、インドネシア、タイ、マレーシアの4ヶ国は、SBI証券、楽天証券で取り扱いがあります。取引手数料は同じです。

また、ベトナム、ロシア、韓国はSBI証券のみの取り扱いとなっています。

外国株式に関する情報をチェックしよう

ネット証券各社のウェブサイトでは、外国株式や経済情勢に関する情報を無料で閲覧できます。

口座を持っていなくても閲覧できるものもありますので、チェックしてみましょう。

外国株式全般

>>ダウ・ジョーンズ社「バロンズ拾い読み」レポート<会員限定>(SBI証券・楽天証券・マネックス証券)

>>グローバル・マクロ・ウォッチ(マネックス証券)

>>わかりやすいグローバル投資レポート(楽天証券)

>>資産形成入門!グローバル投資のトビラ(楽天証券)

米国株式

>>特集レポート(SBI証券)

>>アメリカ NOW!今週の5銘柄(SBI証券)

>>市況概況(マネックス証券)

>>広瀬隆雄のやっぱり米国株(マネックス証券)

中国株式

>>Bank of China 中国セクターレポート(楽天証券)

>>Bank of China中国銘柄レポート(楽天証券)

>>中国株 業界レポート(内藤証券)

>>フィリップ証券アセアン株式レポート(楽天証券)

各社レポート一覧ページ

>>SBI証券

>>楽天証券

まとめ

米国株式や取扱国の多さならSBI証券、中国株式なら内藤証券に、それぞれ強みがあります。

あなたにとって魅力的な証券会社はどこか、検討してみてください。

外国株式におすすめのネット証券

ネット証券で外国株式を取引するなら、SBI証券がおすすめです。各種投資情報も充実していますよ。

SBI証券で詳細をチェック!

米国株式についてはこちらの情報も参考にしてください

>>米国株式の積立ができる、SBI証券の「米国株式・ETF定期買付サービス」

>>「米国株式」で為替手数料を抑えるならSBI証券がおすすめ

各社外国株式ページへのリンク

>>SBI証券/外国株式

>>楽天証券/海外株式・ETF

>>マネックス証券/外国株

>>内藤証券/中国株

2022年8月18日時点の各サイトの情報をもとにまとめています。最新の情報は各サイトでご確認ください。

*本記事は、Fin/d(ファインド)より提供のコンテンツを加筆変更して掲載しています