無料かつ自由度高く使える便利なメモアプリの1つ、Google Keep

そんなGoogle Keepには、意外と知られていない機能がたくさんあります。今回は、仕事のメモやタスク整理から、スキルアップにつながるGoogle Keep活用術5つをご紹介します。

ビジネスパーソンはもちろん、学生の方にとっても役立つはずですよ。

【今日のワークハックはこんな人におすすめ!】

  • 直感的にメモやタスクを整理したい。
  • 視覚的に情報をまとめたい。
  • テキストと画像、手書きの図などを複合的にメモとして残したい。

今日のワークハック:Google Keepを駆使して効率的に情報をまとめる

1. 絵や図をメモとして保存する

Google Keepでは、ノートの図面を簡単に作成することが可能。複雑な数式を書き出したり、設計図を描いたり、キーボードで再現するのが難しいようなことをしたいときに便利でしょう。

Google Keepは、ウェブ、ブラウザの拡張機能、iOSとAndroidのモバイルアプリとして提供されています。

絵や図をメモとして作成する方法

1. 左サイドバーからGoogle Keepの「メモ」タブを開く。

2. 上部で、「図形描画付き新規メモ」(絵筆のようなアイコン)を選択する。

Screenshot: ライフハッカー編集部
Screenshot: ライフハッカー編集部

3. クリック&ドラッグで絵や図を描く。

4. 完成したら「」をクリックすれば、描いた絵が自動的に保存される。

5. メモページに描画が表示される。

2. メモを共有する

同僚や勉強仲間とのメモページの共有は、同期的作業の促進情報共有にとても役に立ちます。

Google Keepを使えば、仲間と一緒にメモを作成し、共有することが可能。また、共同作業者として同僚や友人を追加することで、彼らも簡単にメモを追加できます。

メモを共有する方法

1. 「メモ」タブから、共有したいメモを選択する。

2. 下部のツールバーで、「共同編集者」(「+」マークが付いた人型のアイコン)を選択する。

Screenshot: ライフハッカー編集部
Screenshot: ライフハッカー編集部

3. 自分の名前とメールアドレスが所有者として表示される。その下に、メモを共有したい人のメールアドレスを入力する。

4. 保存をクリックする。これで、相手はメモにアクセスし、ドキュメントの編集もできるようになる。

3. 写真から文字を書き起こす

何かを学ぶとき、手書きでノートにメモ残すことで、より深く学べる人もいます。でも、そのノートをPCに取り込み、どこでもアクセスできたら便利ですよね。

これは、「PCに残したいメモがたくさんあるけれど、打ち込み直すのは面倒」という人にぴったりな機能。

Google Keepは、光学式文字認識を使って写真からテキストを転写し、メモに配置してくれます。

手書きのノートはもちろん、スライドショーや参考書にもできます。このツールを使えば、あるテーマに関するあらゆるメモを、簡単に一カ所にまとめられるでしょう。

参考書やスライドショー、メモから一部をコピーしたい場合も、やるべきことは写真を撮るだけ。あとは全部Google Keepがやってくれます。

写真からテキストを書き起こす方法

1. Google Keepの「メモ」セクションで、「画像付きの新しいメモ」を選択する。

2. テキストを抽出したい画像をアップロードする。

3. 下部のツールバーで、「その他のアクション」(3点アイコン)をクリックする。

4. 「画像のテキストを抽出」を選択する。

Screenshot: ライフハッカー編集部
Screenshot: ライフハッカー編集部

5. 画像内のテキストが、画像の下のテキストボックスに表示される。

4. 会議やセミナー中に文字起こし(ボイスメモ)を作成する

会議やセミナー、学生なら講義や勉強会等で、スピーカーの話をすべて拾うのは難しいものです。

そこで役立つのがボイスメモ。ボイスメモは、周囲の音を録音して、リアルタイムで発言内容を書き起こします。これによって、あとで内容を振り返ることができます。

なお、ボイスメモはGoogle Keepのスマホアプリでのみ使用できる機能なのでご注意を。

ボイスメモを録音する方法

1. Google Keepアプリを開き、画面下部のマイクのアイコンを選択する。ボタンを押すとすぐに録音と書き起こしが開始される。

2. 録音は、音声に長い間があるときや、ユーザーが停止を選択したときにストップする。

3. 音声の録音と書き起こしがメモに保存される。なお、文字起こしは正確ではない可能性があり、その後、自分の手で修正する必要があると留めておくこと。

5. Google KeepをToDoリストとして利用する

現代人は忙しく、タスクに満ちています。仕事、授業、毎日のルーティンに追われ、本当にやらなければならないことを見失いがちですよね。

そんな時も、Google Keepは、ToDoリストの作成タスクの検索、そしてリマインダーの設定までをも簡単にしてくれます。

ToDoリストを作成する方法

1. Google Keepの「メモ」タブで、「新しいリスト」を選択する。

2. 「リストアイテム」に各タスクを入力する。

3. ToDoリストを見つけやすくしたい場合は、メモの右上にある「メモを固定」を選択する。

4. タスクが確実に実行されるよう、リマインダーを設定することも可能。ボックスの左下にある「リマインダーを追加/編集」(ベルのアイコン)をクリックし、曜日と時間を設定する。

Screenshot: ライフハッカー編集部
Screenshot: ライフハッカー編集部

Google Keepには、ほかにもチェックリストや位置情報リマインダーなど、より効果的なToDoリストを作成するための機能があります。

これはほんの一部! Google Keepの可能性は無限大

Google Keepには、情報整理を簡単にするスマートでシンプルな機能が満載です。

また、スキルアップに関してはさまざまな学習スタイルに対応しています。たとえば、聞きながら学習するのが得意で、メモを取ることに気を遣いたくない人は、音声メモ機能が役立つでしょう。テキストのすべてをコピーしたくないなら、写真から文字を書き起こすツールを使えば、時間の節約にもなります。

Google Keepの良いところは、誰でも無料で利用できる点。AndroidやiOSのアプリをダウンロードしたり、ウェブ版にアクセスしたりすることができます。

どんなデバイスでも、Google Keepを使えば、思い描いたように情報の整理整頓が可能です。

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Source: Google Keep

Original Article: 5 Savvy Google Keep Tips for Students by MakeUseOf