不況への不安が絶えない今、貯蓄が私たちの精神的な負担になっています。厳しい経済状況だからこそ貯蓄を優先すべきですが、その一方で、厳しい経済状況だからこそ貯蓄にまわす資金が確保できずに苦しんでしまうのです。
貯蓄習慣を確立するには、毎日少しずつでもお金を貯めることを意識する(あるいは強制する)ための、魅力的な方法が必要でしょう。そこで登場するのが「付箋」。
「キャッシュ・スタッフィング」(目的ごとに現金を封筒に分ける節約術)と同様に、付箋を使用することで貯蓄に具体的な要素が追加され、貯金箱を使用していた時のように目標をより現実的に感じられます。
この記事では、付箋を使って貯金を楽しみながら目標に近づける方法を紹介しましょう。
付箋を使って貯金する方法
このハックは、TikTokのトレンドに由来するものです。
以前も紹介したように、そしてあなたも普段の生活で感じているように、リアルなお金を実際に手で触って渡すという行為は、感情レベルでの痛みを生みます。
これを逆手にとって、デジタルなお金のやり取りにも、物理的に触れるという要素を加えてみるのです。
そうすることでお金を節約できていることを実感し、さらにはその行為を楽しめるようになります。そのために付箋を使うのです。
付箋を使った貯金方法
- 複数の付箋にさまざまな金額を書き込む。
- 少額でも良いが、貯金額の目標が大きい場合は、大きな金額を書いておく。
- それらの付箋を、靴箱や花瓶など、何かしらの容器に入れておく。
- 毎朝ランダムに付箋を引き、そこに書かれた金額を貯金にまわす。
ネットバンキングが楽ですが、本当に気持ちを盛り上げたいのなら、昔ながらの物理的な貯金箱をつくっても良いでしょう。冗談ではなく、ブタの貯金箱を使うのも手です。
貯金にまわす金額は、個々の経済的事情に合わせてください。年内にいくら貯めるべきかを考えて、目標を定めると良いでしょう。
いわば、付箋を使ったこの方法は、目標に親しみを持つためのゲーミフィケーションなのです。シンプルなルールながら、それなりの報酬も得られます。
Source: TikTok