スマホのバッテリーが消耗する理由はたくさんあります。画面の明るさ、バッテリーを必要とするアプリ、動画のストリーミング、カメラの使用など、どれも一度に1%は電力を消費します。

しかし、知らないうちにバッテリーを消耗している、少し不可解な機能が1つあります。それが5Gです。

5Gはバッテリーに悪影響?

5Gがスマホに搭載されたのは、比較的最近です。iPhoneやAndroidの最近のソフトウェア・アップデートの期間を考えると、まだ5Gのスマホを持っていない人がいる可能性もあります。しかし、ここ2年以内にスマホを買った人は、おそらく5Gを使っているでしょう。

5G(特にミリ波の5G)は、4G LTEよりも接続速度が速く、安定しているので、アプリのダウンロードや動画のストリーミングなどは、以前よりも速くなります。

しかし、残念ながら5Gの短所は、バッテリー寿命に悪影響があることです。

ミリ波の5Gは特に、余計に電力を使うので、何もしていない時でもスマホのバッテリーに負担をかけます。SpotifyやApple Musicのストリーミング再生は、4Gでも5Gでもあまり変わらないと感じるかもしれませんが、バッテリーへの負担は違います。

スマホが自動に切り替えする設定を使おう

では、バッテリーにとって一番なのは、5Gをまったく使わないことでしょうか。しかし、それではおもしろくありません。急いでデータをアップロードもしくはダウンロードしたい時など、5Gの恩恵に預かりたいこともあります。

だから、スマホの開発会社は、その間を取った第3のオプションを追加しているのです。5Gを使うか使わないかではなく、スマホに決めさせるというものです。iPhoneとAndroidのどちらにも、その設定があります。

iPhoneで5Gオートを有効にする方法

iPhone 12かそれ以降のモデルで、通常のSIMを使っている場合、「設定 > モバイル通信 > 通信のオプション」または「設定 > モバイルデータ通信 > 通信のオプション」に行きます。

デュアルSIMを使っている場合は、「設定 > モバイル通信」または「設定 > モバイルデータ通信」で、オプションを変更したい番号を選びます。

いずれの場合も「音声とデータ」を選んで、「5Gオート」に切り替えます。

Androidで5Gの自動調整を有効にする方法

この機能は、使っているAndroidスマホによって違いますので、Pixelを例に見てみましょう。

Pixel 6もしくはPixel 7では、「設定 > ネットワークとインターネット > 接続の自動調整」に、この設定があります。試してみてください。