ライフハッカー・ジャパンでは、読者の仕事と暮らしをより効率よく、豊かで幸せなものにするためのアイデアやヒントを、編集部渾身の「特集記事」としてお送りしています。
今回まとめとしてお送りする特集は「35歳からのリスキリング 自分の価値を深化させる『キャリア×学び』」。
変化の激しいこの時代、自身が現在持っているスキルや経験を見つめ直し、その価値を高める分野を見極めて学び直す「リスキリング戦略」が必要です。そこで今特集では、今を生き抜くための「自身の価値を最大限に深化させる学び方」を紹介してきました。
その内容をダイジェストにてお届けします。
目次
第2回:とにかく20時間、諦めずにやってみる。教育格差社会で生き残る極意
第3回:企業も個人も変化が求められるVUCA時代。今求められるスキルとは
第5回:あなたのスキルは本当に社外で通用しますか? リスキリングしたら作るべき「DXの実績」
第1回:リスキリングとは? 日常に転がるはじめの1歩
特集のスタートを切ったのは、一般社団法人ジャパン・リスキリング・イニシアチブ 代表理事/SkyHive Technologies 日本代表の後藤宗明さん。
リスキリングとは何か、なぜいまリスキリングが必要なのかについて話していただきました。
さらに、リスキリング初心者でも簡単にはじめられるものが日常に転がっていると語る後藤さん。たとえば、生活に「デジタル家電」を取り入れてみるのもその1つと語ります。
また、デジタル分野の「専門用語」やデジタル化に伴い登場した「新しい職業」の数々を知ることも、リスキリングの第1歩として重要だといいます。
リスキリングをはじめたいとは思っているけれども、何からはじめればいいのかわからない。そんな人に、特に読んでもらいたい記事です。
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第2回:とにかく20時間、諦めずにやってみる。教育格差社会で生き残る極意
第2回の前編で登場したのは、オンラインプログラミング学習サービスを運営するCODEGYM(コードジム)代表の鶴田浩之さんです。
大学に戻って学び直す「リカレント」とは異なり、所属先の企業のなかで行なわれることもある「リスキリング」。今、世界で起きはじめている「21世紀の教育格差」に対応するためにも、多くの人に求められています。
では、具体的に何が求められているのか。それは、「目に見えないもの」=「抽象化されたもの」を自分の中で理解して扱うこと、そして主体的に学ぶことだそうです。
ただ、勉強したい気持ちとは裏腹になかなか継続できないという人も多いのではないでしょうか。そんな人は「とりあえず20時間は絶対に諦めない」と決めて、時間を測りながら取り組んでみましょう。
さらに後編では、実際にコードジム1期生としてエンジニアへの転職を成功させた川上登玄さんにお話を伺いました。彼のキャリアチェンジを成功に導いたものは一体何だったのでしょうか。
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第3回:企業も個人も変化が求められるVUCA時代。今求められるスキルとは
これまでの常識を覆すような社会変化が次々と起こるVUCA時代。個人だけでなく企業にも変化が求められています。
そこで第3回では、HR統括編集長と『リクナビNEXT』編集長を務める藤井薫さんに企業と個人の双方の視点から見る「リスキリング」についてのお話を伺いました。
「変化していこうとする企業が欲しいのは、変化に向き合い、共に変化を起こしていける人」と藤井さん。多くの企業が人材要件を見直し、異業種異職種からの採用を増やしているそうです。
裏を返せば、挑戦してみたかった業種や職種に入りやすい時代と言えます。ただ、そういった転職を成功させるためにはこれまでとは異なる視点を持つ必要があるようです。
求められているのは、「業界特化型のスキル」と「ポータブルスキル」。英会話やマネジメントスキルだけでなく、「自分のために行なうリスキリング」もやってみてはいかがでしょうか。
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第4回:徹底解説! オンライン学習サービスはこうやって選べ
リスキリングをするうえで、ぜひ活用したいのがオンライン学習サービス。「でも、どれを選べばいいの?」そう思う人も多いでしょう。
第1回でリスキリングを紹介してくださった後藤宗明さんに再び登場していただき、各種オンライン学習サービスについて徹底解説してもらいました。
学習サービスと一言で言っても、日時を決めて複数人で行なうものや、オンラインとリアルを掛け合わせたハイブリット型のものもあり、さらに学べる内容もサービスによってさまざま。
自分に合ったものを選ぶべきですが、そもそも自分は何を学ばなければいけないのか。なかなかリスキリングの方向性が定まらないという人のためにも、学ぶべきおすすめのテーマやジャンルも教えてもらいました。
リスキリングをするうえで大切なのは「自分の強みと掛け合わせること」だと話す後藤さん。そのためにも、まず自己評価からはじめる必要があるようです。
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第5回:あなたのスキルは本当に社外で通用しますか? リスキリングしたら作るべき「DXの実績」
35歳からのリスキリング。最終回を飾ったのは、エクサウィザーズはたらくAI&DX研究所所長の石原直子さん。リスキリング戦略の立て方ポイントを教えてもらいました。
まず、現代のビジネスパーソンに求められるのは3つのスキルだと語る石原さん。それは、「使いこなしのリスキリング」「ビジネス変革のリスキリング」「ジョブチェンジのリスキリング」。
さらに、今の自分のスキルが会社の外でも通用するものかどうかを見直すことも重要だといいます。今持っているスキルは、会社内の人脈があってこそのものではありませんか? 今の肩書きを外しても通用するスキルですか? 一度自問してみてください。
最後に、スキルを身につけたら転職をすぐに考えるのは一旦やめましょう。まずは今いる会社でその「新しいスキル」を活用する方法を探してみるのです。
そこで結果を残すことが、社外でも通用する「DXの実績」となるかもしれないからです。
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新たな生活を考える人も多いシーズンにご紹介した「35歳からのリスキリング 自分の価値を深化させる『キャリア×学び』」特集。
自分の強みは何か、これからのキャリアに必要なスキルは何かを考えるヒントになるのではないでしょうか。