4.健康を大事にするとお金が貯まる

病気や事故を経験して医療費などにお金がかかると、あらためて「健康ほどありがたいものはない」と痛感します。肝に銘じたいのが「健康づくりも資産づくりのうち」ということ。

黒田さんが健康の良し悪しによって「経済的価値」がどう変化するかをシミュレーションしたところ、「健康には5000万円の価値がある」という結果が導き出されたのだそうです。

5.家との向き合い方を変えればお金が貯まる

結婚や出産、家を建てるなど、ライフイベントにお金はつきもの。この章では、共働きの税金や家を建てるタイミング、住宅ローン、教育や老後資金について書かれています。

とくに気になったのが、子どもの教育費と自分たちの老後資金。黒田さんの「『子どものため』を合言葉に無計画でいると、結局家計破綻する」という言葉は、この4月にお子さんの進学・進級を前にした人は、ドキッとするかもしれません。

6.SNSを控えればお金が貯まる

SNSでいろんな人のライフスタイルにふれると「これ欲しい!」と思う機会が増える分、財布の紐がゆるんでしまうのは理解できます。

しかし、むしろ気をつけたいのはSNSを発信するほう。脳科学的にもSNSで「いいね!」をもらうとドーパミンという神経伝達物質が分泌されて、強い快楽を得るのだとか。

SNSで「いいね!」の快楽にとりつかれると見栄消費をしやすくなる。このことは容易に想像ができますね。


人生100年時代といわれる今、「稼ぐ力」「知って得する力」「増やす力」の3つが必要になると黒田さん。自分のライフプランやマネープランについて本腰を入れて考えてみるには、春はちょうどいいタイミング。

とりあえず、すぐにできることは部屋の片付け。物を収納にしっかりとおさめることが習慣化されたころ、「最近予算内でやりくりできるようになったな」と感じられるかもしれません。

Source: 日本経済新聞出版

123