日頃の心がけを変えるだけ。「貯まる」行動6つ
本書では黒田さん自身の経験や考えに基づいた「貯まる」行動が50も紹介されています。その中から6つご紹介しましょう。
1.部屋を片付ければお金が貯まる
ファイナンシャルプランナーとして、多くの顧客宅を訪問してきた黒田さんが確信したのは「お金を貯めている人の部屋は片付いている」ということ。
黒田さんいわく「片付けとは、モノを適正な量まで減らして、一定の収納の枠に入れる」という作業。これができない人は、無意識に無駄遣いをしがちなのだそうです。
また、冷蔵庫もチェックすべきポイント。「冷蔵庫は、その人、あるいはその家庭の生活レベルや価値観がよく出る場所」と黒田さん。
「ないと思って買ったら、まだ残っていた」「安さにつられて大量買いしたけど食べきれなかった」など、ダブり買いや食品ロスを解消するためには、冷蔵尾の中身の見直しを。つまり冷蔵庫を片付ければ、食費はコントロールできるのです。
『お金が貯まる人は、なぜ部屋がきれいなのか「自然に貯まる人」がやっている50の行動』(24ページ)
2.お酒はコンビニで買えばお金が貯まる
黒田さんがお金のプロということは、つまり節約のプロでもあります。普段から買い物の仕方を工夫して、なるべく売値の安いスーパーでまとめ買いをすることもあるそうです。
しかし、「あるモノ」だけはあえてコンビニで買っているとか。それが「お酒」です。
お酒が大好きな私にとって、お酒は我慢するのが難しい飲み物。1本飲んでしまえば、ついついもう1本と手が伸びてしまいがち。まとめ買いだと、「たくさんあるからもう1本」となることは容易に想像できます。
『お金が貯まる人は、なぜ部屋がきれいなのか「自然に貯まる人」がやっている50の行動』(56ページ)
なるほど、そういう理由だったのですね。やけに親近感を覚えるエピソードです。
スーパーでは80円だからと箱買いして1日2缶飲むか、コンビニで100円で買った1缶を大事に飲むか。お金を貯めようと思ったら、その差は歴然。そんな意識も大切になるのですね。
3.貯金をやめればお金が貯まる
「収入が低いからお金が貯まらない」は勘違い、と黒田さん。年収が多くても貯められていない家庭を数多く見てきたそうです。
確かなのは「収入が多くても貯まらない家は貯まらず、少なくても貯まる家は貯まる」。その最大の違いは、収入ではなく「お金に対する意識の高さ」にあるのだそう。なんとなくイメージができますね。
本章では「貯金に集中することで、思わぬ損をする」と、貯金と投資についても書かれています。今回は投資の話ではないので割愛しますが、続きはぜひ本書を読んでみてください。