MacのFinderの検索機能は、一見とてもシンプルで控えめですが、思った以上に便利で高度な機能を備えています。
この検索モードを有効にすれば、通常よりもはるかに精度の高いファイル検索ができるのです。
Finderの検索ボックスを使ってファイルを検索すると、検索結果のリストとともに、検索対象のフォルダやファイルの種類を絞り込むためのオプションメニューが表示されることにお気づきでしょうか?
今回は、このメニューを使ってFinderの検索をさらに進化させる方法を紹介します。
【今日のワークハック】:MacのFinderの検索機能を使いこなす
Finderの隠された検索モードを有効にする方法

Finderで何かを検索すると、検索ボックスの下に「+」ボタンが表示されます。

このボタンをクリックすると、ドロップダウンメニューが表示され、検索属性の指定が可能です。
このドロップダウンメニューでは、ほかにも、ファイルの種類、作成日、最終変更日など、さまざまな検索属性を追加できます。

ドロップダウンメニューに表示されるリストの末尾に「その他...」があります。これを選ぶとポップアップ画面が開き、ファイルの拡張子、作成者の名前、オーディオのビットレートなどを含む膨大な数の検索属性のリストが表示されるのです。
このリストから必要な検索属性を探し、右側にあるボックスにチェックを入れ、「OK」ボタンを押してください。これで、選んだ属性がFinderのドロップダウンメニューに追加されます。
私も、「ファイル拡張子」の検索属性をよく使います。特定の種類のファイルをすばやく見つけられるのでおすすめですよ。

ドロップダウンメニューで、使いたい検索属性を選んだら、その隣にある小さな検索ボックスに検索条件を指定します。
たとえば、「Lifehacker」というワードを含むすべてのpdfドキュメントを検索したい場合は、検索属性に「ファイル拡張子」を指定し、ドロップダウンメニューの隣にある検索ボックスに「pdf」と入力。

続いて、Finderウィンドウの右上にある検索ボックスに「Lifehacker」と入力して検索します。
PDF形式のLifehackerに関するファイルがきちんと出てきましたね。これですべて完了です!
ファイル検索のしやすさは生産性に影響する
作業が捗ってきた時にファイルを探すのに苦労したらどうでしょうか? 気づかぬうちにイライラしてしまい、それが蓄積していくかと思います。
そういったちょっとしたストレスを省くことは、ワークにおいて非常に重要なことです。少しでも頭と心をスッキリさせておくことで、生産性やクリエイティビティなどに良い効果をもたらします。
連載「今日のワークハック」では、仕事が速く効率的にこなせる!ツール・アプリ・OSのショートカットや使い方、アイデアをお届けします。