ほぼ無限の情報がいつでも手に入る状態では、(少なくともそれなりの速さで)速読できると便利です。
これまでのような「読書」をするとは思わないかもしれませんが、TikTokの動画やInstagramのリールには字幕やキャプションが付いているものが多いので、実際に本を読まなくても、何かしらの文字を読んでいると思います。
これまで速読ができなかった人は、文字を追うのに必死になっているかもしれません。しかし、以前米Lifehackerの記事で指摘したように、「副音声」をやめるなど、少しでも読む速度を上げる方法はあります。
副音声をやめる方法がいくつかあるので、今回はそれをご紹介しましょう。
副音声とは何か?
副音声とは具体的にいうと、黙読する際に頭の中で一字一句をすべて読み上げることです。
副音声をすると、読む速度が遅くなる傾向にありますが、読解力が上がったり、読んだ内容がより強い印象として短期記憶に残るなどのメリットもあります。
副音声をやめる方法
メリットはさておき、一番の目標が速く読むことであれば、副音声をやめることで読むのが速くなる可能性はあります。「Book Riot」のMelissa Baronが教えてくれた、3つの方法を試してみてください。
1. ざっと目を通してからじっくり読む
黙読をしていて、知らない言葉が出てくることはよくあります。最初にざっと目を通す時にそのような言葉を見つけて、それを声に出して読んだり、言葉の意味を調べたりすれば、読む速度が遅くなりません。
2. 自分の気を散らす
ガムを噛んだり、お菓子を食べたり、口を忙しく動かすようなことをしていれば、読みながら言葉を口ずさまないようになります。
もしくは、インストゥルメンタル(歌なし)の音楽を聞くと、そちらに意識を向いて、読んだ言葉を頭の中で発音せずに済みますよ。
3. 目線を集中させる
知らない言葉が出てくると、ついページで目が泳いでしまいますが、それでは読む速度が遅くなるだけでなく、副音声をしてしまうこともあります。
指や定規、紙などを、読んでいる行のところに沿って置くと、読んでいる文章に集中可能です。