これまでWindows XPを使ってきた人や、今でもWindows 11を使っている人は、正直Macに乗り換えてもいいと思います。ただ、Macを使っていると、たまに恋しくなるWindowsの機能があるのも事実です(もちろん、逆もまたしかりですが)。
すばらしいウィンドウ管理システム以外では、「Alt+Tab」のウィンドウ切り替え機能がないのが一番残念です。Macでは、最近使ったアプリを横に並べた一覧を表示するだけで、プレビューや複数のウィンドウ、ショートカットなど、何も対応していません。
しかし、私と同じように残念に思っている人には朗報です。無料のオープンソースアプリ「AltTab」を使えば、MacでこのようなWindowsの機能がすべて使えるようになります。
このアプリはバックグラウンドでもきちんと動作し、システムリソースにも負担をかけないので、Win-Winです。
今日のワークハック:AltTabでMacのウィンドウを切り替える
Macで「AltTab」を使う方法
「AltTab」のウェブサイトからアプリをダウンロードしてインストールしたら、「Option + Tab」タブを押すだけでウィンドウ・スイッチャーが華麗に登場します。
開いているアプリのウィンドウがすべてプレビュー付きで表示され、正にWindowsと同じように操作可能。「Option」キーを押したまま「Tab」ボタンを押すと、一覧の次のアプリに移動します。
矢印キーを使えば、開いているすべてのウィンドウ間で移動。また、その時使っているアプリの開いているウィンドウ間だけで切り替わるショートカット「Option + `」にも対応しています。
「AltTab」をカスタマイズする方法
「AltTab」は、カスタマイズという点でも本当に優れています。
たとえば、アプリを開き「Controls」のセクションに行くと、さらに3つのショートカットを自分の好きなように設定することが可能です。また、ほぼすべてをキーボードのショートカットで操作することができ、それもカスタマイズできます。
アプリを選択したあと、「W」キーを押してウィンドウを閉じたり、「Q」キーを押してアプリを終了したりすることも可能です。マルチディスプレイを使っている人は、「AltTab」をその時使っているディスプレイだけに限定すると便利かもしれません。
さらに「Appearance」のセクションに移動すると、スイッチャーの表示をカスタマイズすることができます。Windowsが懐かしいと感じる人は、Windowsのテーマを有効にすれば、角丸がなかったかのようにすることが可能に。
また、スイッチャーのサイズや、ウィンドウのプレビューなどもカスタマイズできますよ。
WindowsからMacに乗り換えた人だけでなくWindowsの機能を試してみたいMacユーザーもぜひAltTabを活用してみてください!
今までよりも、PC作業が驚くほど効率的になるかもしれませんよ。
連載「今日のワークハック」では、仕事が速く効率的にこなせる!ツール・アプリ・OSのショートカットや使い方、アイデアをお届けします。
Source: AltTab