タブって、いちいち閉じずに次から次へと開いてしまいがちです。そうなると、数多くのタブがバックグラウンドでアイドル状態になっています。
しかし、不幸にも誤って今読んでいるブラウザを終了したり、ブラウザが1人でに突然終了してしまったりしたら、開いていたタブをもう一度取り戻せるのでしょうか。少なくともMacでは、使用中のブラウザを誤って終了してしまうことがよくあります。
「Command + Q」でアクティブなアプリを瞬時にシャットダウンできるようになっているのですが、そのアプリを本当に終了したい時には便利な反面、そうでない時はとても危険です。
たとえば、「Command + Tab」は、アプリをすばやく変更し、ブラウザでは、「Command + W」は、現在のウィンドウやタブを閉じます。
「Tab」も「W」も「Q」のすぐ隣にあるので、ちょっと指が滑ると、アクティブなウィンドウを閉じてしまったり、Chromeを完全にシャットダウンしてしまう危険があるのです。
一方、ブラウザは人為的なミスがなくてもシャットダウンすることも。特に、膨大な数のタブが開いた状態にあると、プログラムがクラッシュすることがあります。
どちらの原因で終了するにせよ、タブを復元したいのに、永遠に失われてしまったように見えます。困りますね。
ブラウザ終了後にタブを復元する方法
ほとんどの主要なブラウザでは、ブラウザの終了後にタブを復元するコマンドは同じなので、誰でも簡単にタブを復元することができます。
Safari、Chrome、Edge、またはその他のブラウザを使用している場合でも、ブラウザが停止した場合は、以下のキーを押してください。
- Mac:Command + Shift + T
- PC:Ctrl+Shift+T
すると、さきほど閉じたタブが、まるで何ごともなかったかのように生還します。ただし、タブの再読み込みが必要なため、タブをクリックすると画面が何度も更新されるのには注意。
ブラウザが終了した時にそのタブでしていたことによっては、せっかく行なった作業の進捗も失われる可能性があるのが難点です。でも、少なくともタブは戻ってきますよ。
もう1つの方法は、ブラウザを起動するたびに前回のセッションを再開するように設定することです。そうすれば、ブラウザを終了してもすべてのタブとウィンドウが保存され、起動時に再び開かれます。
私の場合は、タブをたくさん開いたままブラウザを終了してしまうことが多いので、新しくブラウザを開く時はまっさらな状態からはじめるほうが好きです。しかし、もし安心感が欲しいなら、以下のブラウザの設定をお試しください。
- Chrome:「設定」>「起動時」>「前回のセッションから続行」
- Edge:「設定」>「スタート、ホーム、新しいタブ」>「前回のセッションのタブを開く」
- Safari:「設定」>「一般」>「Safariで開く」>「前回のセッションのすべてのウィンドウ」
ブラウザの予期せぬ終了を防ぐことが肝心
Macだと、ブラウザを誤って終了させてしまうことがよくありますが、これに対処することは可能です。
ChromeやEdgeなど一部のブラウザには、アプリが終了する前に「Command + Q」を数秒間長押しすることを要求する機能があります。
「Command + Q」をすばやく押すと、「Hold Command Q to Quit(Command Qを長押しして終了させる)」と表示されるので、アプリが突然終了するという状況から救われるのです。
メニューバーでブラウザ名をクリックすると、「Warn Before Quitting(終了する前に警告する)」機能が見つかります。
残念ながら、Safariにはこの機能がありません…。