デジタルとアナログを使い分け。ヒゲさんはポストイットマスター

――仕事をする上で、欠かせないアプリは?

ヒゲさん:会社員なので、SlackとNotionは必須。議事録からタスク管理もNotionで完結しています。

わたしさん:私もNotionですね。タスク管理やYouTubeのアイデア、動画は作りながら学んでいるので、プレミアの使い方のリストなどがあります。あとは読み直したい記事や、頭の中のメモ書きを保存しています。

ただ、私は全部デジタルではなく、基本的には手で文字を書いたり。ネット上で見つけたものは、デジタルで保存という感覚です。

Notionのダッシュボード
Notionのダッシュボード
Photo: 本人提供

ヒゲさん:僕も同じ。デジタルで見つけたものはデジタル。でも、基本的にはポストイットを使っています。前職は海外で、ポストイットにTo Doが書いてあって、朝会でポストイットを動かしてタスク管理をしていました。

終わったもの、終わっていないものって。他にもアイディアだったり学びであったり、ポストイットで壁中埋まっていました。

わたしさん:デジタルでそういうこともできるけど、忘れることない?

ヒゲさん:忘れちゃう。ポストイットは入れ替えができるので、思考の整理に便利。だから、僕のカバンにはポストイットとスケッチブックは絶対入れています。

――こだわりの文房具はありますか?

ヒゲさん:Staedtler Pigment Linerのボールペンが、家に100本くらいある気がする(笑)。ないときに買い足していったりして、0.05mmから1.5mmくらいまで。それが唯一のこだわりです。

わたしさん:私はこだわりがないんだけど、微妙にある(笑)。無印のスリムノートと、昔から使っている500円くらいのシャーペン。それが良くてではなくて、たまたま買ったものが手に馴染んで。使い始めたら超愛用(笑)。私はカバンの中に入れてどこにもでも気軽に持ち歩けるノートが良くて。きれいすぎると、きれいに使いたくなってしまって、思いついたことを雑多に書くには向いていないんです。こだわりがないけど、そこにこだわりがある。

ヒゲさん:超共感。僕は、プリントの裏紙を使うのが好きで。裏紙なので、どう使ってもいい。良い感じのバインダーに挟めば、それが僕のスケッチブック。日本に帰ってくるまではそれ。

わたしさん:再生紙とか裏紙を使っていたいな。

ヒゲさん:作るためにわざわざ作らなくて良いよというのはあるね。コロナ禍になってプリントする機会がなくなり、今は裏紙がないからノートを使っていますけど。

頭をリラックスさせる時間をあえて作る

――日々の息抜き、リラックス方法は?

わたしさん:私は、お茶を飲むですね。休憩するときは、最近の話ですけど、お香を焚いて、お茶を飲む。カモミールティー、ルイボスティーなどなど。コーヒーはあまり飲まない。体質に合っていないのかな。ストレッチもします。

ヒゲさん:聞いていて、びっくりするくらいリラックスできそう(笑)。

わたしさん:リラックスするのが課題だと思っていて。、YouTubeの動画を作ったりデザインをしたり、頭の中でアイデアが飛び交っていて、意識して休むのが、結構、難しいんですよ。お香とお茶をみなさんがいいと言っているので、従っている感じです。とりあえず、椅子から立ち上がって体を伸ばしたり。

ヒゲさん:僕は、キャンプ椅子に座る

わたしさん:あ〜(笑)。

ヒゲさん:ちょっと煮詰まったときは、キャンプ椅子に座ると、アウトドア感があるんでしょうね。リラックスできる。ベランダで作業をする時間を設けて、外にチェアを持っていくこともあります。冬は寒いので厳しいですけど、チェアが少し深くてリラックスできるんです。

YouTubeの次は…

――これまでもらったアドバイスで印象的なものは?

ヒゲさん:僕は2つあって。ロンドンの大学で言われた「物事がAからBに切り変わる瞬間がおもしろいんだよ」という言葉。例えば、光が影に変わる瞬間ってどこなのかとか。話をされたときに、おもしろいと。その先生から言われて、ものを見るときの、視点が変わったような気がします。

もうひとつは、仕事でユーザーインタビューのとき。「言葉と言葉の間を読みなさい」と上司に言われた言葉。喋った後に次の言葉が出てくるまでの間、その時間や表情にインサイトが含まれているからと。言葉と言葉の間に言語化できないものがあって、細かいところを読むというのが大事なのかなと。

――最後に今後の活動について

わたしさん:ロンドン在住時はデスクでデザインをするのと同じくらい、自分の手を動かしてモノを作ったり、イタリアの職人さんのところに行って一緒に作る工程にたずさわってきました。

日本に帰国してからそういったモノづくりは少しお休みして、YouTubeや美術設営など新しいことをはじめましたが、今後は今の活動にプラスにして、改めて生活にまつわるモノづくりがしたいと思っていて。今、準備を進めています。

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Source: YouTube

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