「リング綴じに、黄色いページ。端正なデザインの表紙と、アイコン的なゴムバンド」といえば、今やお馴染みとも言えるノート「ロルバーン」。
その見た目のおしゃれさも、もちろん人気の理由の一つですが、今回はそれ以外にも見逃してはいけない、優れた機能性について語ってみたいと思います。
さまざまな個性のハイブリッド的ノート
ロルバーンの魅力は、下記に1つ1つ挙げていくような特徴を、統合したことにあります。
1. リング綴じ


まずリング綴じというのがポイントです。
このおかげで、机の上でも180度きっちり水平に開き、また書くうえでも安定感があります。
そして、立った状態で書くときにも便利です。一般的なノートより厚みのある表紙をくるっと裏に回せば、ページを後ろからしっかり支えてくれるのです。
また、このリング部分の内側スペースに細身のペンを収納する、なんて使い方もできます。
2. 方眼罫

方眼罫なのも、支持される大きな理由の一つでしょう。
方眼罫は、文字も図もイラストも柔軟に受け止めるフォーマットです。しかもこのロルバーンは、罫線が濃すぎないので、書いた情報が埋没するようなこともありません。
このほどよい濃さの罫線が、書きたいイメージをアウトプットするのを、フレキシブルに支えてくれます。
3. ページのミシン目

ロルバーンのページは、ミシン目で簡単に切り離すことができます。これも非常に便利な特徴。
たとえばメモした情報を簡単に、その場で誰かに渡すことが可能。
また書き損じや不要な情報を捨てるときも、きれいにカットできるので、見た目にもすっきりしたままです。
4. クリアポケット

地味に嬉しいのがこの巻末クリアポケット。
カードやちょっとした紙片などを入れるのに最適で、メモやレシートや・領収書など、失くしたくない紙を入れておくのにピッタリ。
また、先ほど紹介したように、切り取ったページを保存するのにも使えます。
5. 豊富なラインナップ
このロルバーン、表紙のデザインやカラーバリエーションの豊富さに加え、サイズもリングタイプはミニ、M、L、A5の4サイズ、横型はM、Lの2サイズがあります。
また、ページが入れ替え可能なロルバーン フレキシブルや、通常のノートタイプもラインナップされています。
さらに専用の下敷きやふせん、修正テープなども展開しています。これらのアイテムが「ロルバーン」としての個性を際立たせているのです。
ちなみに、今回取り上げたサイズは、文庫本よりもやや小さなMサイズ(13.8cm×11.1cm)。いわゆるメモ帳として使うのにちょうどいい感じです。また、日記帳や、アイデアイラストなどにも使えます。
これらの特徴を1冊にぎゅっと凝縮することで、一般的なノートとは差別化されています。ロルバーンは、ユーザーに独自の使用感を提供するノートとなっているのです。
立っていても書けるリング綴じに、自在に使える方眼罫、切り取り簡単なミシン目、ちょっとした紙を入れるのに便利なクリアポケット、そして持ち運びたい1冊が必ず見つかる豊富なラインナップ。日常的に持ち歩いて使うノートに、ロルバーンは最適でしょう。
特に理由がなくとも、なんとなくロルバーンを選んでしまう。そんな魅力のあるノートです。
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