iPhone 13 Proと14 Proのユーザーなら、ある簡単な設定を有効にすることで、撮影したビデオをさらに美しく見せることができます。
iPhoneのカメラ設定メニューには「Apple ProRes」と呼ばれる第3のフォーマットがあり、色彩が美しく圧縮度が低いため、プロっぽい見栄えになります。ストレージの大部分を占拠してしまうという欠点がありますが、クオリティは上がりますよ。
iPhoneでApple ProResビデオを有効にして撮影する方法
iPhoneでApple ProResを使って撮影するには、iPhone 13 Pro、13 Pro Max、14 Pro、または14 Pro MaxをiOS 15.1以上にアップデートしている必要があります。
iOS設定アプリの「設定」→「カメラ」→「フォーマット」でProResを有効にしましょう。次に、スクロールダウンして、ビデオキャプチャのヘッダーの下にある「Apple ProRes」をトグルで切り替えます。

次に、ProResビデオを撮影する前に、カメラアプリの設定をオンにする必要があります。「カメラ」アプリを開き、「ビデオ」オプションにスライドします。
アプリのウィンドウ上部にある矢印のアイコンをタップしてオプションタブを開き、「ProRes」ボタンをタップしましょう。
ProResで撮影する際に利用できる設定は、使用するスマホのモデルのストレージサイズによって異なりますが、ビデオの解像度とFPSを変更することができます。
iPhoneの対応モデル
iPhoneの256GB、512GB、1TBモデル
- 4K/30 FPS
- 4K/25 FPS
- 4K/24 FPS
- 1080p HD/60 FPS
- 1080p HD/30 FPS
- 1080p HD/25 FPS
128GBのiPhoneモデル
- 1080p HD/30 FPS
- 1080p HD/25 FPS
こうした制限に加えて、ProResを有効にして撮影を開始するには、デバイスのストレージの空き容量が10%以上必要です。
iPhoneのカメラアプリは、ProResでの撮影時に空き容量が録画ビデオ5分相当を下回ると一時的にストレージを自動的に削除しますが、これではあまり容量を節約できないので、スマホに保存されている不要なビデオをいったん別のところに移すか削除しましょう。
上記の設定がすべて整えば、撮影を開始できます。ProResは、iOSカメラアプリの「ビデオ」モードでのみ動作することに注意してください。
シネマティックモード、Slo-Mo、タイムラプスなどの他のビデオモードはサポートされていません。