1日のはじめと終わりにできる3つのワーク

本書には、さまざまな自己肯定感の高め方が紹介されていますが、ここでは1日のはじまりと終わりにできる3つをご紹介します。

1.「ヤッター!」のポーズ

朝、目が覚めたら寒くても窓を開け、外気を取り入れます。そして伸びをしたあと、上を向いて両こぶしを突き上げて「ヤッター!」のポーズをとります。声を出せる人は出して、出せなければ心の中でOK。

実験でも「ヤッター!」のポーズをとることで血流がよくなり、脳内で恐怖を感じたときに出るコルチゾールが下がり、勇気のホルモンと呼ばれるテストステロンが増えることが証明されています。

『何があっても「大丈夫。」と思えるようになる 自己肯定感の教科書』169ページ

前日に嫌なことがあっても、睡眠によって気持ちがラクになります。さらにこのポーズで前向きな感情をつくり出すことで、自己肯定感が高まったまま1日が始められるというわけです。

2. セルフハグ

仕事を終え、家に帰ってくつろげる服に着替えたら、右手で左肩を、左手で右肩を、ぐっと抱きしめます

これにより、幸福感をもたらす3大神経伝達物質であるセロトニン、エンドルフィン、オキシトシンの分泌を、自分で刺激することができるのだそうです。

このとき、目安にしたいのが「8秒」。深呼吸にはだいたい8秒かかるといわれており、少なくとも同じ秒数だけハグすることを中島さんはすすめています。

さらに、できれば「ありがとう、私」「がんばっているよ、俺」などと自分を褒めると、自分を受け入れる「自己受容感」が高まるのだとか。

3. 明日着る服を決めておく

スティーブ・ジョブズといえば、黒のタートルネックのニットに、リーバイスの501、足元はグレーのニューバランスのスニーカーという服装がトレードマークでした。

「毎日の服を選ぶ」という行為は、思いの外、負担の大きなものです。スティーブ・ジョブズは、そのストレスに対してあらかじめ着る服を決めることで対処していたわけです。

『何があっても「大丈夫。」と思えるようになる 自己肯定感の教科書』200ページ

そういえば、マーク・ザッカーバーグは、決まってクルーネックのトップス、色はグレーという印象があります。

「いつも同じ服を着よう」とすすめているのではありません。前の晩に、翌日の服を決めておく。それだけで、自己肯定力が勝手に高まっていくのだそうです。


本書には、中島さんがカウンセリングを行なった実例や肯定感の高め方、ネガティブな感情との向き合い方のほか、チェックシートなどのワークシートもたくさん紹介されています。

また、中島さんの書籍やノウハウはライフハッカーの人気連載「毎日書評」でも多く取り上げられていますので、ぜひあわせて読んでみてください。

Source: SB Creative

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