私たちは多くの時間をiPhoneに費やし、やらなくてもいいはずの単純な作業を繰り返しています。

しかし、そういった作業はiPhoneに任せてしまえば、ユーザーは本当にやりたいことに集中できます。

ショートカットアプリをほんの数分で設定してしまえば、毎日使う多くの機能やアクションを自動化することができますよ

今日のワークハック:iPhoneのオートメーションで爆速ショートカット

iPhoneのオートメーション(自動化)とは?

ショートカットアプリには、「オートメーション」という特別なタブがあり、何かが起こった時に自動的に作動するアクションを定義することが可能です。

たとえば、指定した場所に到着した時、iPhoneをBluetoothに接続した時、あるいは単に午後6時になった時などに、自動的にショートカットを作動させることができます。

これで、ユーザーに時間的余裕がかなりできるはず。このコンセプトを理解するには、まず、オートメーションを設定してみるのが一番です。

手はじめに、オフィスに到着すると自動的に仕事フォーカスを作動するというシンプルな設定をしてみましょう。

1. 「ショートカット」アプリを開き、「オートメーション」タブで「プラス」をタップし、「個人用オートメーションを作成」を選択。

2. トリガーポイント(この場合は「到着」)を選択。

3. 場所を検索し、マップからこのショートカットを作動させたいエリアを選択。

4. 「完了」をタップし、「次へ」をタップ。

Screenshot: Khamosh Pathak
Screenshot: Khamosh Pathak

5. ここで、ショートカットビルダのインターフェースが表示される。

6.「アクションを追加」をタップし、「フォーカスを設定」アクションを検索して追加。

7. 「フォーカス」を選択し、「オン」に切り替え。また、オートメーションをいつまで有効にするか(手動でオフにするまで、またはその場所を離れるまで)選択も可能。

8. 「次へ」と「完了」をタップ。

Screenshot: Khamosh Pathak
Screenshot: Khamosh Pathak

これで、オートメーションが有効になりました。

これはほんの一例に過ぎません。トリガーとそれに対応するアクションを選択する方法がわかったところで、試したほうが良いオートメーションのアイデアをいくつかご紹介します。設定方法は同じです。唯一の違いはアクションの部分。

また、「オートメーションの設定」の最後のページで、「実行の前に尋ねるオプションを無効にすることを忘れないでください。これをしないと、オートメーションは自動的に実行されません。

シームレスにするために、「実行するとき通知するオプションも無効にしてください。

自分用の通知を作成する

Screenshot: Khamosh Pathak
Screenshot: Khamosh Pathak

プッシュ通知は、かなり煩わしく感じることがあります。でも、自分用の通知をつくれるとしたらどうでしょうか? たとえば、「バッテリー残量が40%になったら通知する」「家を出る時は鍵を持ったか確認するように促す」など。

あるいは、私の場合は毎晩23時にお願いだから、もう寝て」という通知をつくりました。

その手順は以下の通りです。

1. トリガーポイントを選択。「時間帯」、「バッテリー残量」、「外出」など、ニーズに応じて選択が可能。

2. 「通知を表示」アクションを選択し、テキストをカスタマイズ。これで、そのトリガーが起動すると、通知が表示される。

Bluetoothデバイス接続時にSpotify(ほかの音楽アプリも可)を開く

Apple Musicを使っていない方やBluetoothイヤホン・ヘッドホンをつなぐと、必ずお気に入りのPodcastアプリを開いてしまう方に、スピードアップの方法をご紹介します。

1. トリガーとしてBluetoothを選択し、デバイスをリンク。

2. アクションとして「アプリを開く」を選択し、「アプリ」をタップして任意のアプリを選択。

これで完了です! 次回そのデバイスに接続すると、選択したアプリが自動的に開きます。

Spotifyの特定のプレイリストを開きたい場合は、「リンクを開く」オプションを使って、プレイリストのリンクを貼り付けましょう。

Apple Watchの文字盤を時間帯や場所などに応じて設定する

文字盤を設定する」は、さまざまなやり方で使用できる便利なアクションです。時間をトリガーに割り当てて、日没時に自動的に最小限の文字盤に切り替えたり、出勤時に文字盤をインフォグラフに変更するよう設定することができます。

フォーカス」にリンクさせることも可能です。

いつでも好きな時に低電力モードにする

iPhoneはデフォルトでは、バッテリー残量が20%になると低電力モードを有効にするよう促してくるので、それをオンにするか、そのままにしておくか、ユーザーが選択しなければなりません。

しかし、ユーザーがあらかじめ決めたバッテリー残量になると、自動的に低電力モードが有効になるように設定することもできるのです。

  1. バッテリー残量」をトリガーとして選び、「〇%と等しい」に低電力モードを作動させたいバッテリー残量を入力。
  2. 低電力モードを設定」オプションを使用し、オンになっていることを確認。

目的地に到着したら自動的にメッセージを送信する

メッセージアプリはショートカットアプリと深く連携しており、あらかじめ設定したメッセージを自動的に送信できるオートメーションをつくれるのです。たとえば、フォーカスモードを有効にした時や、あるエリアから出た、あるいは到達した時に作動させることができます。

一般的な使用例としては、「職場を出た」、または「車に乗っている」と家族にメールすることなどです。

  1. 出発または到着のトリガーを選択(運転中いつでも送信したい場合は、Bluetoothトリガー)。
  2. メッセージを送る」アクションを選択し、「メッセージ」と「宛先」の部分をカスタマイズ。

Wi-Fi、セルラー、Bluetoothを好きな時にオフにする

コントロールセンターを使用する時、iPhoneがWi-Fi、セルラー、Bluetoothをオフにしない方法はすでに過去記事でご紹介しましたが、実際にそれらを無効にするためのショートカットがあると便利です。

さらに、「睡眠」フォーカスをトリガーにしたり、「低電力モード」やカスタムの「バッテリーレベル」にリンクさせて自動化することも可能です。これにより、バッテリーの寿命を延ばすことができます。

トリガーを選んだら、「Bluetoothを設定」「Wi-Fiを設定」「セルラーデータを設定」の各オプションを使用し、オフにしてください。

iPhoneショートカットの世界を楽しもう

想像以上にiPhoneのショートカットでできることが多い」と思ったのではないでしょうか? 日常で不便に思っていたことがあれば、まずはショートカットを調べてみたり、自分でつくってみることをオススメします。

ぜひ今回のオートメーション術7選を試してみて、無駄のない効率的な毎日を過ごしてくださいね。

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